ニンジンとダイコンが切れたので畑に抜きにいく。ニンジンはすばらしい出来。が、ダイコンは小さい。まあいいのだ、まだ本数があるから。
先日の寒波でスナップエンドウの先がしおれてしまった。大きく育つと霜に弱いらしい。秋が温かかったせいか? もっと遅く種まきしたほうがよかったのかもしれない。
一方、白菜とキャベツはなかなか結球してくれない。このまま枯れてしまうのか? これは種をまくのが遅過ぎたのが敗因か? あるいは秋にも水やりを続ける必要があったのかもしれない。
ついつい群馬の感覚でやってしまうので失敗も多い。近所にだれか先生がいればいいが、なかなか観察できるような畑を持つ人がいない。
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まんばのけんちゃんを作る。これで3回目。
「これ、おいしいよ。ぜんぜん別物!」
「ほんと、美味いな・・・」
ご飯のおかずにした後も箸が伸びて、なんとこのひと鉢を2人で食べきってしまったのだったw。
別物というのは、私たちがこの4年間で食べていたまんばのけんちゃんとはかなりちがう味・・・という意味。ふつうのまんばのけんちゃんは、ついつい箸が伸びて・・・というしろものではない。
さて私のやり方は、伝統レシピよりの茹で時間が早く、アクも抜かない(アクがない)。太白胡麻油(生ゴマを焙煎せず圧搾法だけで搾った、ゴマ油独特の色と香りがほとんどないオイル)で炒めてイリコ出汁と薄口醤油と本みりんで味付けし、最後に濃い口醤油をちょっとだけ入れて仕上げる。
豆腐は使わず、油揚げとイリコの出しがらから頭と骨とワタを抜いた身だけを戻して入れてある。落としぶたで煮て、最後は汁気を飛ばす。これだけ。
基本調味料はすごく重要と思う。シンプルな煮物に化学(うま味)調味料の出汁は論外。イリコと醤油はマンバに合うんだね。香川は昔から最高のイリコと最高の醤油が産出された土地柄。だからまんばのけんちゃんができた、そんな気がする。