長野の議員の学さんという人が植林に参加されました。
29日、駒ケ根高原で開催された県の植樹祭に行ってまいりました。県土の8割が森林のおおわれる長野県は、森林税の導入など積極的に森林の保全と県産材の利用促進に取り組んでいます。
政府も政権交代後、CO2の排出量25%削減など野心的な目標を掲げ、森林の整備やバイオマスエネルギーの活用、国産材の利用などを加速させる制度を打ち出しています。再生可能なエネルギーによる電力全量買い取り制度や、公共建物を木造建築にする法律などをすでに成立させたところです。
エネルギーの大転換を制度的にはかることによって、新しい技術の開発、環境・森林関連産業の育成、雇用の確保をはかっていくことは、成長戦略の柱のひとつです。森林王国である「日本の屋根・長野県」がそうした政府方針を引っ張って行けるよう県とともにとりくんで行きます。(ブログ記事より)
ところが、同じ長野の写真家の学さんはこんなことを書いている。
先月の29日に、中央アルプス山麓で「植樹祭」が行われた。県知事なども来たそうで、関係者の全県参加で周辺道路の交通整理にも、ものものしさが感じられた。お祭りが終わったあと、オイラは植樹祭のあった現場に行ってビックリした。
これまであった立派な森を、きれいに切って整備して、そこにいろんな苗木を植えてあったからだ。植樹祭というお祭りは、このようにたいへんな税金をつかいながら自然をねじ伏せて行われるものなのかと、腑に落ちないところがあった。
これまでの林は、ほんとうに素晴らしいものだった。植林ヒノキなども50年ほどたっていて、その間にはクヌギやコナラ、クリ、ヤマザクラ、アブラチャン…などが、それはそれは実生から自由に発生してきていて、針葉樹と広葉樹のバランスのとれた理想的な林にできあがっていた。
だから、ツキノワグマをはじめ、カモシカやサル、イノシシ、モモンガ、ムササビ、リス、テン、アナグマ、ノネズミ…、それに森林系の野鳥たちがほんとうにたくさんやってきて安心して暮らしていた。それこそ、ある意味では理想的な「ふるさとの森」ができあがっていたのである。
こを、きれいに伐採して、地ならしをして、これまであった樹木と同じような種類の「苗木」を植えなおすことが、県民が集って行う長野県の「植樹祭」というものらしい。(ブログ記事より)
ちなみに写真家の学さんは自然の見方に関して大変信頼できる方です。若いころ買った氏の写真集を私は今も大事に持っているのです。
>公共建物を木造建築にする法律などをすでに成立させたところです。
というのはすごくいいんだけれど、議員さんて自然を知らなさすぎの人が多いです(涙)。
さあ、はやく執筆に取りかからねば!
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それにしても学さん、<甲府「蓬莱軒」の支那そば>美味しそうだネ。こんど行ってみるよ♪