持倉~秩父元吉田・かおる鉱泉


今月2回目の集落支援員の1泊2日旅。桐生~伊勢崎~藤岡の街中を通過。車中にクーラーかけないととても走れない酷暑。

神流川に着くと、前日の雷豪雨のせいかかなり濁りが入っている。やっぱり「関東一の清流」という歌い文句はかなり疑問。

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持倉も暑い・・・。

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草刈りで残されたヤマユリがぽつんと。

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持倉でもノウゼンカズラが咲いた。真夏の昼は、集落支援員の活動も間が悪いというか、留守が多かったりで話が進まない。それでも2人のおばあさんの元気な顔をみることができ、持倉の夏を目に焼き付けて、早めに引き上げることに。

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今日の宿は神流川を渡り峠を越えてお隣、埼玉の秩父にある鉱泉民宿へ。この道は旧アトリエ時代、遠征取材の行き来にたびたび利用したのだが、その途中の元吉田町で「かおる鉱泉」という看板が気になっていたのだ。ネットで調べてみるとお湯も良さそうだし7000円代の宿にしては食事もかなり評判。

この宿、明治のころ庭の井戸が卵臭いので「たまごみず」と呼び、風呂にして街道を行き交う馬方などを泊めていたそうな。「かおる」というのは先代の名前だそう。窓から川面が見える部屋、タイル貼りの清潔な浴槽。循環だが源泉の蛇口がついており、それを混ぜながら「たまごみず」の硫黄臭を楽しむことができる。窓を開ければ川音と蝉の声が幸せを誘う。

夕食までの間、昨日のT氏持参のカンパーニュでビールを飲る。テレビを持たない私たちががテレビに触れるのは外泊のこんな時だけ。電子出版やiPhone、iPadを使ったニュースが面白かった。

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さて夕食。さしみこんにゃく。ヒノキの葉を敷いたアユ塩焼きにエシャロット。吉田名産の豆腐、インゲンの梅肉和え、などすみずみまで神経が行き届いた献立。アユは養殖だろうけど頭・腸・骨まで完食しても生臭みなし。

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別に陶板焼きの合鴨がつく。

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後からデザートにかぼちゃプリンが運ばれ「最後に手打ち蕎麦がでます」と。

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ご主人が打ったもの。「刀屋」とまではいかないが味は上々。メロンとブドウもついてくる。うーん、すばらしい(先週のM荘の生臭いアユ、硬くてまずいメロンを思い出してしまった)。

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手打ちなのでそば湯も濁ってウマ~。

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ただ、寝具が化繊布団で寝苦しかった。それから新建材の内装もなぁ。あんな山の中なのにクーラーかけないと眠れないほど部屋全体が蓄熱されてしまうんだね。逆に昔の木造家屋の夏の過ごしやすさを再認識させられた一夜。

 

 


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