まずはこちらをご覧ください。タイトル「ほんわか♪」
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私たちがまだ旧アトリエに住んでいた頃のこと。足利「NemuNemu」さんでのライブをたまたま通りすがりの飛び込みで聴きに入ってくれた、その感想を書いてくれた奥様のブログなのです。
ダンナのTさんはジャズやブルースのベーシスト。その後も私のブログに書き込みの楽しいやりとりがあり、私も奥様「みいさん」のパンづくりのブログなどをちょくちょく見ていた。そして先々月、わが忍木菟屋に「二人で遊びに行かせてくださーい」・・・というような書き込みがあったのだが、その5日後、奥様「みいさん」は不慮の死を遂げた(みいさんは鬱病で苦しんでいたことがあったらしい)。
そんなこんなで本日ダンナのTさんが遊びに来た。二人で来れなかったのは本当に残念だが、Tさん自家製のライ麦パン(カンパーニュ)の焼きたてをお土産に持ってきてくれた。亡くなる前のみいさんが育てていた天然酵母をそのまま受け継いで、使ったものだという。美味しかった。これならお金が取れると思った。
Tさんは私より10歳ほど年下だが、群大工学部出身で微生物の研究をしていたことがあり、ジャズが大好きでN大工学部卒の私と妙にダブるところがあるのだった。しかもヤマメを毛針釣りでかなり若い時分からやっていたらしい。ふうむ。
囲炉裏を囲んで話した。なんだか、悲しくも湿っぽくもなかった。みいさんが天空から私たちを見守り、この出会いを祝福していたかのようだった。
忍木菟屋ではどんな客でも否応なく囲炉裏の煙や井戸を体感してもらうのだが、当然ながら賛否両論ある。イヤな人はイヤなのだ。だけど、Tさんは囲炉裏の炎や麦脱穀や様々な忍木菟屋アイテムに共感してくれたようだ。
翌日、彼からこんなメールが来た。
昨日はお忙しいところお時間作っていただき、
ありがとうございました。
忍木菟屋を体感でき、感動&和み&癒されました。
お邪魔でなければ、今度は本当に諸々の作業を体験&お手伝いしに参上させてください。
また、今後のコラボ企画に備えて、音遊びもやりたいですね。
ジャガイモごちそうさまでした。紫は昨夜焼き芋で、男爵(?)は本日スープでいただきました。おいしかったですよ。
また、宜しくお願いします。yuiさんにも宜しくお伝えください。
私はこのメールをいただいて「そうか、やっぱりもう忍木菟屋は始まっているんだ。考えてみれば営業許可を取って金を取るなんてみみっちいことをしなきゃ、それはそれでいいのかも」などと思ったのだった(先日の新聞記者さんの感触も含めて・・・)。来たお客さんには無償でお茶や食べ物を提供する。お客さんの反作用は手みやげや私たちのアート作品の購買等で表現してもらえばいい。そんなゆるカフェ。
来週は長野から、ファンのお客様が来る。