ケンサキイカの刺身とかき揚げ


剣崎いか・・これはイカの王様なのであります。10代の頃、大学の釣り研の合宿で九州の小島に釣りに行ったことがあるのですが、そこの漁師さんたちはイカといえばこのケンサキであって、スルメイカのことは「くそいか」などと言っておりましたな。

イカといえばスルメイカしか知らない関東者の私は驚いたものです。が、干したケンサキイカを焚き火で焼いてごちそうになり、合点が行った・・・そんな思い出がある。

というわけで、価格はスルメイカの倍はするのだが、昨日長崎産ケンサキイカ3ばいを598円をゲットしたのだ! 居職(いじょく)ゆえ真っ昼間から買い物に行ったりできるわけで、すると対面販売でザル売りしている魚介のいいのに出会うことがある。

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刺身にはすばらしい甘みがある。その味の濃さは、醤油さえいらないほどである。が、スダチと醤油をつければ、それもまた美味しい。

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ケンサキイカにはスルメイカよりも幅広で透明な骨があり、内蔵も小さく構造がちがう。肝臓の両側にやや厚みのある筋身がついており、これも茹でて食べれる。もちろんトンビ(口のまわりの丸い身)も珍味だ。

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目玉はやや大きく、ゲソ(脚・腕)は、スルメイカほどのボリュームはない。が、これももちろん捨てずに塩でよくもんで吸盤の硬い部分とぬめりを取り、しっかり水気を取ってから冷凍しておくといろいろな料理に使える。イカは冷凍保存してもほとんど味が落ちない。

さて、イカは天ぷらもうまい。私は京都の「櫻バー」で食べた「イカとコーンのかき揚げ」が忘れられず、ときどき家でもやってしまう。

「やってしまう」と書いたのは、家庭で天ぷらなんぞは面倒くさいし、イカは油が跳ねるのでなお嫌なのだ。が、この味には抗しがたいのだ。

刺身にとるとき外した裾や耳の部分、それにゲソを少し混ぜ、そこに包丁でこそげ落としたトウモロコシの実をバラバラにほぐして混ぜる。

それをかき揚げにするのだが、これもコツがあってからりと揚げるのは難しい。でもうまく揚がったものはもう飛び上がるほど美味い。この二者は超絶の組み合わせなのである(必ず茹でたものや缶詰ではなく生コーンでやってくださいね)

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そんな日の食後のデザートはもうこれしかあるまい。

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このようなイチジクもまた関東者の私には珍しいものである。これが、今後毎年、自家畑で採れるのだから嬉しいではないか!(とはいえ夏の水やりとカミキリムシ対策は憂鬱だぁぁぁ〜w)

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ところでアオリイカはケンサキの親戚でまた美味なるイカである。今年は釣りに行けてないのだが、エギング好調なんでしょうか?


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