埋め木とフック


新著が発売されて献本やプロモーションと忙しい。昨日は家づくりをやってくれた工務店のHP用の写真づくりをやっていた。建築写真っていうのはパースの修正やら光の選び方や色調の補正などいろいろと手間がかかる。

でも変なものを載せられるのは嫌なので撮影にも時間をかけた。

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棚の支点の座彫りの穴が目立つので・・・

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埋め木をした。

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ここも。建築っていうのは影の力がすごく大事だし、逆に変な部分は目立つのだ。だからそこは消したいのである。

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こういう棚は西洋的なものでなく、日本の数寄家に起原をたどることができる。小堀遠州の書院の吊り棚や違い棚なんかこんな感じだよね。私もそのイメージで作っているわけ。だから棚も大事だけど、もっと大事なのはそこに置くものと周囲の余白。余白とワンセットで見せるわけだ。ギターの置き方なんかもその一部。

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*

竹の靴べらを手すりに掛けることにした。

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細いドリルで穴をあけ、真鍮の針金を差し込んだ簡素なもの。市販のヒートンより美しく安全な感じがする。

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こういう感性も西洋的ではないな。茶の湯的・・・とでも言ったらいいか。

ともあれ「お家ギャラリー化」計画が着着と進行中なのであります♫


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