新著のカバーと目次


新著『「植えない」森づくり』(農文協)が届きました。

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▼目次

はじめに

◯序章 森は〝植えて〟できるものなのか?
各地で展開する〝植林事業〟/植えないより、伐られないことで荒廃する森/〝植林ばんざい〟の暴挙――広葉樹を伐って、広葉樹を植樹する愚/マツ枯れ跡地が緑あふれる森に/ヨーロッパの自然、日本の自然/自然の強度や歴史もちがう/禿げ山はあったけれど/今の日本、森の二つの大変化

◯1章 瀬戸際にある日本の山、森
1)植えすぎたスギ・ヒノキ人工林
2)スギ・ヒノキ放置林が招く表土流出と土石流
3)理想の人工林――伊勢神宮宮域林
4)挿し木苗には直根がない!?
5)実生苗の力強さを活かす森づくりを

◯2章 緑の戻るマツ林、枯れ始めたナラ林
1)マツ枯れの本当の原因は?
2)根と共生する菌根菌が弱っている
3)もう一つの樹木枯れ――ナラ類の広葉樹枯死
4)森の潜在力を引き出す知恵を

◯3章 〝植えない〟森の豊かな植生――森づくりの新しいかたち
1)森林ボランティアの経験から
2)森づくりだけなら自然復元が最も効率的
3)自然復元モデル林のダイナミックな遷移
4)野生動物が教えてくれる日本の森の本質

◯4章 新しい環境保全型林業の創造 ――〝植えない〟森づくりとの共存をめざす
1)山づくりの新グランドデザイン
2)日本の気候風土に適した林業のススメ
3)環境林と経済林の共存――鋸谷式密度管理をスタンダードに
4)近自然工法でつくる作業道で間伐材を出す
5)北海道大学・苫小牧演習林に学ぶ

◯終章 暮らしと森の関係を取り戻す
建て売り住宅を買わざるを得ない現代人/森とともにある古民家の山暮らし/森と乖離した現代住宅の問題点/便利になることの陥穽/軒のない、風の流れない家/里で火を焚いて暮らす/井戸を再生し、囲炉裏を新設する/山と暮らしを繋ぐ囲炉裏/自然乾燥のスギは使われて土に還る/スギの本当の価値を知らない現代人/革命的な人工乾燥技術、「愛工房」の超低温乾燥機/ゴミを減らして森づくりと木造文化の復権を

あとがき

◯コラム:人工林の現場を知らない学者たち/マツノザイセンチュウとは?/酸性雨と樹木枯れの研究史/「日本のグランドキャニオン」足尾銅山・松木沢はいま/昔はなぜ洪水や土石流が頻発したのか?/風で飛ぶ種子、動物が飛ぶ種子/お爺さんの鋸谷式間伐/iPhoneで樹高を測定できる無料ソフト「iHypsometer」

●A5版208ページ(モノクロ)

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書店に並ぶのは連休明けくらいでしょうか。ぜひ読んでください。

というか、森林に少しでも関わっている人、ひいては自然保護を志している人は、読まざるを得ない本であると思います。

反響が楽しみです。

 


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