カモメ食堂、ブイヤベース


今日は車を置かせてもらっている広場の草刈りのお手伝いをやったのだが、その近所に気になるカフェがあり、ネットで調べてみると面白そうなので行ってみることにした。「Soul Food Cafe カモメ」。北欧のカモメ食堂は映画になったけれども香川にもあったカモメが。建物は木造で片流れ屋根。レトロっぽいけど新築。

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店内は長く広々としてオープンキッチン。土曜日ということもあるのかお客さんは多い。

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しょぼい薪ストーブとステンレスじゃない煙突に「財力に任して造っていない」という証しを見た(微笑)。床は花崗岩の石。これが木造にけっこう新鮮。

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メニューは豊富に盛りだくさんで、こんな郊外で仕込みだいじょうぶかなぁ・・と心配になる。で、まずはこれを食べればすべてが解るハンバーグ定食。麦入り御飯、味噌汁は小さいけど具だくさん。

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ハンバーグでかい、デミソース真っ黒+生クリームがけ。目玉焼き半熟添えがいい感じ。そしてサラダの形態がいい。ハンバーグ本体は、美味しかった。

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軽い驚きを感じだ。オムレツをたのんでいる人がいた。美味しそうだった。

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草刈りは1時間ほどで雨で中止。カッパ姿で自転車で家に戻って夕食の買い出しに行く。

今日は料理当番。瀬戸内の魚でブイヤベースを作る。先日生タコを買ったスーパーで刺身でもいける小スルメイカが1ぱい125円。ちっこい赤メバル三匹、アサリと海老、これがみな300円台。もう一匹白身の魚がほしいと、マダイもあったがスズキ(セイゴ)の刺身用のサク(半身)があったのでそれを購入。これも300円台だった。なんて安いんだ! 鮮度いいし!

メバルのキモは2匹は使えたのでそっと挿入w。サフランと月桂樹とニンニク(香川産を奮発)に白ワイン。いやー美味くて好評だったな瀬戸内ブイヤベース。

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コツはいろいろありますが・・・、エビ・イカ・お頭つき魚はオリーブ油で炒めてから白ワインかけ。これで臭みがとれる。ベースの鍋(ニンンクとタマネギを炒めてトマト入れて煮る)にさっと煮込んで取り出しておく。スズキの刺身用の柵は切り分けると厚みがちがうので芯まで火が通った時間差を加味してスープから引き上げる。盛りつけして、最後に熱々のスープをかける。

肉カレーのようにぐたぐた煮込んではいけないのだ魚介は。魚介は刺身も美味いが、やわらかく火が通ったものも美味しい。メバルとセイゴ、白身魚の繊細な味わいを食べ比べるのは楽しい。1種は骨付き魚を入れるといい出汁がでる。

市場に出した残りのクズ魚をじゃこ(雑魚)という。瀬戸内の魚のうまさはこの雑魚にあるといわれる(小味で美味い)。丸元淑生の料理本処女作『丸元淑生のシステム料理学 男と女のクッキング8章』( 文春文庫1982)にはこの雑魚の味噌汁のことが書かれている。白身の雑魚を使う味噌汁は繊細で味わい深い料理にちがいなく、ブイヤベースに通じるものがある。

ともあれ、ブイヤベースは高松にすごく合っている料理だと思うな。

 


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