流れとしては。
1)四万十式作業道開設(4~5t・バケット0.25㎥のバックホーをリース)※
2)鋸谷式間伐の密度管理で間伐材を伐採(密度管理竿とチェーンソー)
3)作業道をフォワーダ(キャタピラ式の林内作業車)で幹線まで搬出※
4)幹線から軽トラもしくは2~4tトラックで搬出→小さな土場と工房で管理
5)簡易製材機で製材(移動式製材機 MIS-8000【石原式改良型】)
6)低温乾燥装置「愛工房」で木材乾燥
8)木材と漆喰を基調とした在来工法を中心に新築設計・施工
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既設の道路や林道に隣接した場所で下げ集材が可能ならば伐採後人力で搬出可能なので1)3)は省略できる。
5)簡易製材機と6)低温乾燥装置は必須。があれば木造住宅に必要な材をオールシーズンすべて調達できる。
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現在の人工乾燥材と合板+クロスの組み合わせは最悪で木造住宅の健康度と耐用年数を著しく貶めている。木材は天然乾燥が絶対必要だが、そうなると切り旬を守らねばならず製品化まで何年もかかる。そこで低温乾燥装置「愛工房」は必須の装置となる。この組み合わせで小さな系の中で循環していくと地域の雇用(すべてが職人的なもの)がたくさん生まれる。エネルギー効率も最高になり廃棄物も出ない。
私はこの小さな流れを各地に立ち上げたいと思う。