見学会のチラシに使う写真を撮影しに午前中現場へ。
正面が東側なので昼過ぎには影になってしまう。斜めに影が落ちて、ガル鋼のリブが立ち、換気フードの影が長く伸びたあたりのベストショットを撮っておきたいのだ。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
見学会のチラシに使う写真を撮影しに午前中現場へ。
正面が東側なので昼過ぎには影になってしまう。斜めに影が落ちて、ガル鋼のリブが立ち、換気フードの影が長く伸びたあたりのベストショットを撮っておきたいのだ。
今日は朝から建物の「完了検査」の日。審査員が図面の寸法通りにできているか、防火などの素材をちゃんと使っているか、などなどを機関の人がチェックしに来る。工務店側から立ち会いを勧められたのだが、銀行との書類やりとりあって行けなかった。
午前中のまだ早いうちから「検査通りましたよ~」と工務店から連絡が入る。新築における火気、例えば薪ストーブや囲炉裏、暖炉などはとくに都市部では防火に制限がありけっこう大変なのだが、今回の囲炉裏暖炉付はあっさり通ってしまった(建築関係者の話ではこれは「快挙」とのことだ)。
今日は囲炉裏暖炉の石の炉縁を、石屋さんが取り付けに来る。それから和室に襖と畳が入る。ということだったが、私は用事があって立ち会えなかった。
夕刻時間ができたので現場に見に行った。玄関ドアの段ボールカバーが取り外され、たたきの洗い出しができており、襖と畳が入り、和室は見違えるような空間になっていた。明日の完了検査に向けて準備万端という構えである。
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炉縁もうまく付いていた。若干の高さのズレは石屋さんが調整してくれたようだ。やはり餅屋は餅屋。こんなところは素人がおいそれと手を出すべきじゃない。
ところで、ここまでプロの手ワザでいいものができてくると、あの6角形の側板の突きつけのビスの頭が気になってくる。うまく隠さないとここだけあまりの素人臭が露呈してしまう。
炉縁に使う石が届いた。基壇は凝灰岩の鷲ノ山石だが、炉縁は乳白色系の花崗岩にした。
6角形の突き合わせはミリ単位の指定だが、石屋さんはばっちり寸法を合わせてきてくれた。