おやき村へ


昔ながらの「おやき」を本物の囲炉裏で作って食べさせてくれる「おやき村」を取材してきた。いま、公な場所で、炎を立てる本物の囲炉裏を見る機会は皆無に近い。みな、煙と灰汚れを心配して炭だけを使う傾向にあるのだ。しかし、ここ長野県小川村の「小川の庄 おやき村」は違った。

車で近づくにつれ、薪火の匂いと小麦の焦げる香ばしい匂いがそこはかとなく流れてくる。おやきを焼く建物に入ると、ほの暗い中に、炎がメラメラと立つ大きな囲炉裏が、中央にでんとある。感動的な光景だった。

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