朝まで雨が残った。石垣直しの土をいじるのは向いていない。が、堆肥は屋根がかけてあるので、それほど湿っていない。堆肥置き場を撤去すれば石や土が置けて石垣作業がやりやすくなる。残りの堆肥を畑まで全部運んでしまうことにした。
スコップは2種あると便利。崩すのは尖ったほう。すくって籠に入れるときはヒラスコ。いい堆肥ができたな。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
朝まで雨が残った。石垣直しの土をいじるのは向いていない。が、堆肥は屋根がかけてあるので、それほど湿っていない。堆肥置き場を撤去すれば石や土が置けて石垣作業がやりやすくなる。残りの堆肥を畑まで全部運んでしまうことにした。
スコップは2種あると便利。崩すのは尖ったほう。すくって籠に入れるときはヒラスコ。いい堆肥ができたな。
アトリエのキュウリ。切ってしばらく置くとこのように分泌物が玉をつくる。アクはまったくない感じで、なんとも深く爽やかな甘みが舌に触ったとたん、まとわりつく。毎度、感嘆させられる。
久しぶりに肉を買ってきてスパゲティミートソースを作った。この頃のアトリエの食事はほとんど菜食に近い。ここでは動物食を食べたくなくなるほど、穀類や野菜が美味いんだよね。
で、なんでミートソースかというと、たまたま冷蔵庫に安い赤ワインがあったところへ、図書館で落合務さんの『パスタの基本』という本が目に止まって、それを読んでいたのだ。カラー写真の料理本にろくなものは無いのだが、これにはピンと来るものがあった。
「ひき肉を炒めるときはぜったい混ぜない。焦げ目をつけないと美味しくないからだ」
これが、目からウロコだった。そして「ソフリット」と呼ばれる香味野菜(タマネギ、セロリ、ニンジン)のみじん切りを炒めたものを混ぜる。これらを赤ワインで煮込む。
トマトは別鍋でソースに煮詰め、両方を合わせる。塩とコショウ、ナツメッグ、これだけ。
途中からは適用にアレンジしたが、美味い!
良い料理本は手元に置いておきたいものである。この本、買うことにした。
「なんか変な虫が来てるよ~」
YKが叫ぶ。アトリエの山はいま虫たちが絶好調の季節。夜、網戸には様々な蛾たちが集まり、デジカメを持って観察に行くこともしばしばなのだが、今回は大物だった。
ふいに見慣れないチョウが土間に入り込んで来る。アオバセセリ。南方系を彷彿とさせるその色彩、いいなぁ。昆虫少年の頃、このチョウをネットに入れたときの思い出が蘇る。植樹はアワブキ。この木はカマドにくべると木口から泡を吹くことからの命名という。