旧アトリエに行って一泊してきた。第一の目的はジャガイモと麦の収穫である。そして何より敷地の草刈り。
出迎えてるれたのは、石垣に咲くマツバボタン。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
昨夜、桐生で初めて焚き火をしてハッと気がついたことがある。明かりに虫がやってこないのだ。
旧アトリエではすでに今シーズンのガたちが玄関の白熱灯にわんさかと訪れている。だから、ここでの虫の少なさは異様だった。
わずかに小さなガが数匹とヘビトンボが1匹火に飛び込んではきたが・・・。
周囲は山林と畑と水田。クリなどの果樹もあり、いまの季節、昔の環境なら夜に煌々と明かりをつけようものなら、飛来する虫だらけになってしまうはずなのだ。ふと気づけば、昼間のチョウやハチの姿も極端に少ないではないか。
植生があるのに虫がいないということは???
考えられる原因のひとつは「薬剤散布」である。
たまたま桐生図書館に行く用事があり、ちょうどこんな本を見つけた。
『新幹線に乗れない~農薬被爆列島』
長谷川凞(はせがわ・ひろし)/築地書館2006
今日も生け垣と庭木の剪定。組長さんでもあるお隣のKさんが電動バリカンを貸してくれた。Kさん宅にはこれの2~3倍背丈のあるシラカシの生け垣がある。おかげであっという間に側面を刈ることができた(やったのはYKだけど)。
クリンソウが満開状態に。オナガアゲハ、そしてミヤマカラスアゲハの春型がこの花の蜜を吸いにやってくる。クリンソウは茎を上に伸ばしながら輪状の花を次々に咲かせるのでまだしばらく楽しめる。
クリンソウが咲き始めた。ここに来て5年、草に埋もれていたロゼットを保護し続け、できた種を散布し、ここまで増えた。
う~ん、すばらしいぞクリンソウ。そしてこの時を同じくしてウスバシロチョウが飛び始める。それから、アゲハ類の春型も。