ターシャの言葉


天気がいいのでお出かけ。埼玉方面へ。今日は二人ともまだ見ていない「長瀞」へ。そして秩父神社へ。長瀞は水量が少ないのが残念だったけれど、さすがに美しい場所だった。秩父神社は名工左甚五郎の彫り物がすばらしい。もうすぐ秩父夜祭りが行なわれる。今年は見にいってじっくりこの祭りを観察したい。

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谷川岳


朝から天気がいいというのに内業の個展準備。と、Y先生登場し「家の前のコンニャクを掘らないか」という。家の前のコンニャクとは、化け物のようにでっかい葉っぱをつけたもので、この界隈でみかけるどのコンニャクよりも大きそうなものだ。原稿を片付けてさっそく掘りにかかる。ブロックに囲まれた花壇のような場所だ。全部で3つの大きな塊が出てきた。いちばん大きいのは15kg、合計で30kg。ちょうど通りかかった友人Hさんが2番目を持っていってくれた。一番大きな塊はアトリエへ。これで何人分のコンニャクが作れるのだろう? かなり膨らむらしい。

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10日目/魚梁瀬~馬路村~室戸岬~瀬戸大橋~岡山~津山


「限界成立本数が日本で最も高い森」と鋸谷さんに教わった魚梁瀬のスギ林を、いちど見ておかねばと思っていた。その森はたしかに凄かった。天然スギといえば荒くれた太い枝が何本も突き出してしる木が多い。しかしここのスギはきれいに枝打ち管理されたように通直完満に、すっくと天に伸びている。そして、たしかに密度が濃い。

中層木の広葉樹が多数入り込んでおり、中には太ももほどの太さに育っているミズメやホオノキ、サカキなどがある。後続の広葉樹は光が制限されるためにひょろ長い樹形に育っている。その雰囲気は、伊勢神宮宮域林にそっくりである。

台風被害でズタズタの四国の中で、ここ魚梁瀬遺伝子保護林は被害がまったく見られない。中層木のあついところは、下草は少なく地面が露出している。しかし腐葉土が厚く堆積している。また、大きな石や地面に伏せた倒木には苔が生えている。治山治水の要(かなめ)は、実はこの中層木の広葉樹にあるのだ。

かつて魚梁瀬杉は林野庁のドル箱であった。ここの営林署長から、林野庁長官に出世した人もいるほどである。宿に杉巨木を輪切りにしたテーブルがあった。その芯の年輪が緻密で、辺材が少なく赤みが多いことに驚かされる(芯の部分の年輪が稠密で、辺材部分が疎になっている)。

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4日目/穴吹~木屋平~祖谷~京柱峠~高知~安岐~馬路村~魚梁瀬~東洋町~徳島」  


朝食をいただいた後、コペンで穴吹川を遡り、剣山の登山口へ向かう。正規の国道ルートは復旧不能の崖崩れで不通。迂回路は岩山の絶壁を行くコンクリート舗装の道だった。剣山山頂付近の原生林は非常に価値あるものだが、その下の人工林は酷い崩壊を見せていた。

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3日目/伊勢神宮宮域林~天理~神戸~淡路島~鳴門~穴吹(徳島)


朝、相方を伊勢神宮内宮に案内する。まだ人の少ない伊勢の神域は本当にすばらしい。遷宮はあと7年後だが、準備はすでに始まっており、前日はその祭祀があった。神宮支庁の営林部長Kさんの案内で宮域林に入る。僕は3回目の取材だが、前回は雨、前々回は冬だったので、いい写真が少ない。今回は大きなデータでいい写真を撮るのが目的だが、夏はヒルが多いというのでK部長はヒル避けのスプレーを用意してくれていた。
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