いいペースで明け方京都に着く。まだ時間があるので高速を降り、鞍馬方面から山越えで琵琶湖に降りるルートをとる。東寺の五重の塔を見ながら左折、堀川通りを行けば、yuiさんとの旅で定宿だった二条城前の京都国際ホテル(取り壊し中)、曾我蕭白の菩提寺「興正寺」、日蓮宗の本山「本法寺」(私の父の墓は水戸市の本法寺別院にある)と同じ通り沿いで、鞍馬はさらにこのラインの延長上にある。上賀茂神社の鳥居をみて鴨川を渡り、徐々に森の中へ入っていく。
“貴船、鞍馬の森は今・・・京都の水源林大崩壊” の続きを読む
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
いいペースで明け方京都に着く。まだ時間があるので高速を降り、鞍馬方面から山越えで琵琶湖に降りるルートをとる。東寺の五重の塔を見ながら左折、堀川通りを行けば、yuiさんとの旅で定宿だった二条城前の京都国際ホテル(取り壊し中)、曾我蕭白の菩提寺「興正寺」、日蓮宗の本山「本法寺」(私の父の墓は水戸市の本法寺別院にある)と同じ通り沿いで、鞍馬はさらにこのラインの延長上にある。上賀茂神社の鳥居をみて鴨川を渡り、徐々に森の中へ入っていく。
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奈良で行われる大地の再生講座、会場は宇陀市室生西谷にある古民家。この家と土地を購入して大阪から移住されたご夫妻。リフォーム計画しながら住み始めてみると湿気が多く心配していたところ、昨年の台風で裏の法面が土砂崩れ。矢野さんの講座を開きながら応急処置をして、今回が2回目の講座。
“大地の再生講座@奈良(1)/土・石・植物による土木” の続きを読む
前夜は主催者の勧めで矢野さんと同じホテルに泊まった。フィールドを離れたら離れたで、また面白い話が聞けるものである。大学のとき歩いた沖縄のヤンバルの森が、30年ぶりに歩いたらものすごく荒廃していた。それを、現地の役人と歩いたのだが、役人はまったく気づいていなかった、と。
田んぼは、水を溜めるだけでなく、ゆっくり、程よく流しておく・・・それだけで稲の生育が劇的に良くなる。また、ため池は最高の水脈装置 である・・・というような、なんともエキサイティングな話が飛び出してくる。
前日は参加者が解散した後も、矢野さんは真っ暗になるまで重機を動かし続け、スタッフも振り回されたようだが、そんなコワモテの反面、話してみるとお茶目な一面も持っている。仕事を終え、スタッフの車に同乗して入りに行った尾野間(おのあいだ)温泉で、
「矢野さんの話からすると、自分の本に少し間違ったことを書いちゃったなぁ・・・」と私が言うと、
「そんなの、こっそり直しちゃえばいいんだよ」などと悪ガキにようにつぶやいて、風呂場の皆を笑わすのだった。
“屋久島・大地の再生講座(4)/結(ゆい)が教えるもの” の続きを読む
前夜は安房のゲストハウスに泊まった。10年前の屋久島でもお世話になった思い出の宿である。今日から2日間、N先生は宮之浦岳を登りに行く。淀川登山口から入って無人小屋に泊まり、翌日は楠川温泉でピックアップする予定。
“屋久島・大地の再生講座(3)/敷地に風と水脈を取り戻す” の続きを読む
大地の再生講座2日目。屋久島一湊集落で「一湊エコビレッジ」を作るプロジェクトが始まっている。そのフィールドを矢野さんと歩きながら学ぶ1日。一湊は屋久島で唯一天然の港である。が、私にとっては詩人の山尾三省が暮らした場所として刻まれている。実は今回の屋久島行きは、講座の2日目に「一湊」の文字を発見して心が動いたということがあったのだ。
“屋久島・大地の再生講座(2)/川音を五感で聴け” の続きを読む