山梨講演の下見へ


今月末から来月にかけて、山梨県の増穂町で講演と間伐講習会をやることになっている。その下見にでかけた。秩父往還(雁坂峠)を通っていった。荒川再源流に巨大なダム建設現場をみてゲンナリしたが、峠を越えると群馬では見られぬ形の養蚕民家が現れ、富士山が見えてがぜん嬉しくなる。増穂町は富士山のビューポイントとして知られ、写真家たちが集まる。

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鎌倉へ


いろいろ見ておきたいものがあって、鎌倉へ行った。朝4時にアトリエを出発。鶴岡八幡宮に車を止め、参拝して参道を歩き始めるが、鎌倉彫のいい店をみつけてしばし鑑賞。鎌倉彫というと、素人っぽい花のレリーフを連想するが、この店のものはデザインも良く、彫りに雄渾な感じがあって惹かれた。店の人の話では、作家のものではなく、店のデザイナーが図案を決め、職人に分業で作らせているという。材は北海道のカツラ、漆は国産だそうだ。記念に小さな手鏡を買った。

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ある堰堤


一日じゅうイラストの仕事。夕刻、藤岡まで降りて買い物。途中、スーパー林道の入り口にある沢の堰堤を写真に撮る。昨年から半年くらいかけてダラダラと工事をやっていた砂防堤であるが、できたとたんにすでに天端まで土砂で埋まっている。しかし、ここに堰堤を作る意味は全くないと思うが・・・。一帯は間伐遅れの線香林で、雪折れの自然間伐が多数入っており、倒木がずいぶん見られる。そして間から常緑樹が生えてきて中層を満たし始めている。この堰堤一個で工事費数百万はくだらないだろう。

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アトリエの火鉢


囲炉裏を離れたら、和室では火鉢。この炭は自家製だ。とはいえ窯で焼いたものではなく囲炉裏で製造(?)したものだ。方法はいたって簡単。囲炉裏で燃やしている木の先端を火ばさみ叩くかでポキリと折るかして熾炭を取り出す。炉の中央の灰の中にも熾炭が潜ったまま赤々としている。すぐ使うなら(つまり囲炉裏での食事を終え、和室に移動するなら)それをかき集めて小鍋(コーヒー豆を煎るのに使っているもの)で運ぶ。保存して後で使うなら「火消し壷」に入れて火を消しておく。こうしてためておいた消し炭を、後で火鉢で使うのだ。

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