かややねを見に


前日の取材打ち合わせは夜までかかったので川越で温泉にはいってから道の駅で車中泊。今日は日立の叔父の敷地の木を伐りに行く。車の中にはチェーンソーなど伐採道具が一式。

途中、茅葺き屋根の古民家で暮らすライターの新田さん宅に寄る。いろいろとお互いの近況報告、情報交換などをする。新田さんとは森林ボランティア時代に取材していただいたときからのおつきあいだ。茅やねの民家は雄大でなんとも言えない風格がただよう。そしてひさしぶりに見る筑波山がよかった。

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叔父の敷地では直径60cmはある広葉樹を伐ったりした。樹上でチェーンソーを使ったり、なかなか難しい仕事だったがなんとかやりとげた。木のぼりしてノコを使う私を見て叔母さんは「あのマーちゃんがこんなことをするなんて」などと驚いているのだった。

水戸の実家に立寄り、50号をとばして深夜に帰還。


東泉さんと会う


今日は徳島で林業関係のシンポジウムがあり、それを聴きに行くのだが、会場で昼休みにタマリン紙芝居をやることになっている。

林業講演の講師は矢板の製材会社の社長である東泉さんであった。氏の会社では年間20万立米の木材を出荷しており、その量は徳島県全体の生産量に匹敵する。そのやりかたは地方に散在する小さな製材所を活かし、母船式にその量をとりまとめ、乾燥してストックし、常に流通経路に乗せられるようにするという方法である。

これまでモヤモヤと霞がかかって理解できなかった林業界最大のネックといわれる流通経路の実態、森林組合と林野庁、政治家がらみの補助金の流れなどがよくわかった。この講演会をDVDに録画して各方面に流したらさぞかし面白いのではなかろうか。

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ヒノキ林に広葉樹は生えないのか?


スギ強度間伐で育つ広葉樹


翌日はスギ林に入って皮むきをやってみた。ここはアトリエの敷地の中ではいちばん建物に近いので間伐しながら材をよく運んでいるところ。かなりいい感じになってきました。

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皮むき巻き枯らしと「広葉樹植林しない」のススメ


ヒノキ林の巻き枯らし


久しぶりにヒノキの巻き枯らしをやった。ここは屋敷の上部にあり、イタルさんの傾斜畑(かなり急)の中を登ってたどり着く。三年前に本数で5割ほどの間伐(伐り置き、巻き枯らしの両方)を施したところだが、やっぱり下草の回復は遅いね。枝を張るヒノキは、材積率で5割やらねばダメだ。

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