「藤尾さん」の愛称で親しまれる藤尾八幡神社は、高松の市街地からも近く、社寺林に豊かな照葉樹が残されている。その面積約37haはこんぴらさんのある象頭山に次ぐ。この神社は拝殿はなく標高136mの藤尾山お山自体がご神体だそうだ。アラカシ,ツブラジイ,クスノキ,イチイガシの大木がある。
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茶粥と貝と原生林と
熊野の木材をどうする?
熊野の人工林の、構造材としては柱以外に使いづらい間伐遅れの山の小中径木を、どう商品にしたらよいか? アイデアがないわけじゃない。いま健康な国産の無垢材を求めている人が、実はたくさんいるわけで、床材、内装材、漆喰壁の下地などに、無垢の木を使う需要はかなり期待できる。
その証拠に、スギの足場板(建築の仮設工事に使う捨て板)がホームセンターに出回り、それを内装材として扱う業者が出てきた。安藤忠雄が「光の教会」で足場板を床材として使ったのは有名だが、足場板の分厚くてラフな感じが、商店やオフィスの床材にもてはやされ始めているのである。
熊野古道と間伐補助
紀伊半島の人工林地は救えるのか?
1ha当たり5000~6000本植えという、本州の一般的な植林密度の2倍近く密植している紀伊半島の人工林。間伐政策は遅れ、巻き枯らしもされず、それでも風雪害に遭わず超線香林状態で立っている。