いつも薪をくれるトラさんがひさしぶりにやってきた。
「でっけえスギがトラック3台ぶん来ちゃったんだけど」
というわけで、根っこの元の大きなやつをいただいてきました。樹齢を数えると80年くらい。リヤカーでは運べないので台車を借りた。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
いつも薪をくれるトラさんがひさしぶりにやってきた。
「でっけえスギがトラック3台ぶん来ちゃったんだけど」
というわけで、根っこの元の大きなやつをいただいてきました。樹齢を数えると80年くらい。リヤカーでは運べないので台車を借りた。
例の美しい格子入り建具が動きにくくなってしまった。この家を借りたときからちょっと動きは重かったのだが、建具がきしむほど引っかかるようになってしまったのだ。2年の閉室状態を経て、私たちが住み始めるとともに空気が動いて部屋が乾き、さらに囲炉裏で燻して乾いてきたために、木が動きだしたのだろうか。
前回の工場の引き戸の直しはユルユルだから敷居をかさ上げしたのだが、今回はキツキツなので鴨居を削らねばならない。それにはノミで削ることもできるけれど、とんでもなく手間がかかってしまう。といわけで、専用の鉋を使うことにした。
右が「脇取り鉋(わきとりかんな)」、左が「底取り鉋(そことりかんな)」である。底取り鉋は天神様の骨董市で800円でゲットしておいたものだ。もちろん刃はいったん外して研ぎなおした。
囲炉裏の上に「火棚(ひだな)」を作ってみた。火棚は雪国では濡れた雪靴などを乾かすのに欠かせないが、保存食を吊るしたりもした。また、上昇気流をいったん遮り、煙や熱気を拡散させる装置でもある。デザイン的には、吹き抜けの空間で自在カギを吊るすとき、火棚を置くことで空間が引き締まる効果を持つ。