7月からかかっていた単行本の挿画とDTP仕事が仕上がり、出版社から贈呈本が送られてきた。イラストはともかく、他者本のDTPを手がけるのは初めて。仕上がったのを見るのはやっぱり嬉しいですね。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
7月からかかっていた単行本の挿画とDTP仕事が仕上がり、出版社から贈呈本が送られてきた。イラストはともかく、他者本のDTPを手がけるのは初めて。仕上がったのを見るのはやっぱり嬉しいですね。

翌夜は編集者と赤坂で飲み。
名目は新著の出版記念会ってわけだが次の出版ネタをいろいろと打ち合わせもしていた。なにしろ出版業界はいまキビシいからね。
新著の滑り出しは好調で、そろそろ読み込んだ上での突っ込んだ書評が出て、ブログの俎上に載せられてもいるようだ(こちら、こちらも)。最新号『ドゥーパ!』にも「編集部イチオシ!」というタグ付きで紹介されていたし、『山づくり』を凌ぐ部数を伸ばすのは確実だろう。ま、モトもかかっているので、金銭的にはそうなってくれないと困るのだが。
さて、2泊3日の東京旅、今日は帰宅の日だが、御徒町のコインパーキングに車を止めて、アメ横の「伊勢音商店」へ寄って鰹節と昆布を買い、アメリカ屋でジーンズを2本買った。
そこからの帰路、埼玉で「銚子丸」という回転寿司で昼食。銚子直送の青魚がなかなか美味しかったです。いやー食べた食べた。新著増刷決まったので太っ腹だぜ(といっても、二人で3000円台だけど/笑)。うん、これから寿司が食いたくなったら埼玉まで下ろう。○馬の回転寿司は本当に酷いからなぁ。
それにしても、伊勢音の姿勢は立派だ。「鰹節削り器」がリニューアルされていたのだが、新潟の燕三条に特注し、店の社員を送り込んで研ぎと鉋台の仕立てを学ばせるという徹底ぶりである。伊勢音では、昔から鉋の刃の研ぎと調整を無料で行なっているのだが、それは、本物の鰹節は「本枯れ節」といって非常に硬いもので、なまくらな鉋では削れないからだ。しかも、鉋の調整の難しさは、大工のそれとほとんど同じなのである。だから、素人が本物の鰹節を使おうというとき、必ず鉋でつまづいてしまう。その鉋の進化を常に見ている。

新著『山で暮らす 愉しみと基本の技術』、おかげさまで好評である。愛媛に住むみかん農家のアベッカムさんの書評を紹介します。
素晴らしい本です。
これから田舎暮らしを始めたいと思う人には、生涯使えるテキストとなることでしょう。
本の随所に、山や川の本来の機能の大切さなどが、書かれています。きっと、一番伝えたいことは、その辺のことなのだろうと思っています。
ですから、町に暮らす人たちにも、ぜひ読んで欲しいです。こういう暮らしがあって、それが美しい自然と文化を育むのだということを、感じてもらえたら、うれしいです。
(中略)
早速読んでいますが、チェーンソーのメンテナンスが、ここまで詳細に書かれている本は、これまでなかったと思います。
チェーンソーが必需品である果樹農家の私にとっては、とっても役に立ちます。もちろん、その他の技術も、タマリンさんの経験と研究の成果が、存分に、わかりやすく書かれていていますね。
多くの方に、紹介したいと思っています。
以上、ありがとうございます。
一日中みっちりとDTPの仕事をしていた。
その間、メール、手紙、電話で寄せられる、新著の評判が嬉しい。
今日は岡山の木こり友人であるF君のメールを転載させていただく。
こんばんは。岡山のFです。
新著の出版、おめでとうございます。そしてアトリエの移転と、今度は囲炉裏カフェ・ギャラリーですか。
すごいですね。どんどんステップアップして、どんどん前へ向かって歩いている感じですね。
いつの日か囲炉裏カフェに行けたらいいなと思います。そのときは大好きな「この街で」をリクエストするので歌ってください。
本は買います、絶対に。こちらは6月末のことになりますが、林業をテーマにしたゲームを考えて地元の子どもたちと遊んできました。そのときの様子を会社のHPにアップしているので、よかったら見てください。
これからますます暑くなりますが、体調を崩さないようにお気をつけください。
それでは、また。
ありがとう。昨日は大学の同級生Kから電話もあったし。
ふう、ギター練習せねば。