螺旋を描く微生物の世紀2


私はむかしから微生物というものに大変興味がある。環境問題をつきつめていくと「森林」にたどり着くが、一方で浄化というベクトルでつきつめると「微生物」ということになる。

学生時代、下水道工学の研究室で卒論を書いたり上下水道の設計コンサルで働いた経験があるので、現在の実情もよく知っている。下水の微生物による分解では現在も主流の「活性汚泥法」で、上水(水道飲料水)の浄化は現在は主流ではないが見直しが始まって脚光を浴びつつある「緩速ろ過」がやはり微生物を使った方法だ。

いま都市近郊も田舎も下水環境やゴミ処理は最悪だ。浄化しきれない化学物質だらけの汚水を川に捨て、悪い焼却灰を地面に埋めている。

絵で食えない頃、羽田の新空港建設のためのボーリング工事のバイトをしたことがあるが、その海底土をサンプリングすると、どこまでも鉛色のヘドロだった。今でも新空港はヘドロの上に載っているのである(嘘だと思うならNHKプロジェクトX 挑戦者たち『新羽田空港 底なし沼に建設せよ』をご覧になるとよい)。

山に水源地に重金属を含んだ焼却灰が埋められている。サッポロのモエレ沼公園はゴミ埋め立て地の上に造られている。

新しい技術でこれらを浄化していかねばならない。それには微生物が鍵、これからは微生物が主役の世紀になる・・・とこれまでもブログに書いてきた。

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『ドゥーパ!』ワークショップ


昨年の10月号からDIY雑誌『ドゥーパ!』に「田舎暮らしのDIY術」連載中。好評につき、読者参加の間伐のワークショップ講師をやってほしいとの依頼。場所はドゥーパ!ベースキャンプ、千葉の外房にある。桐生から、千葉外房は遠い。珍しく高速使いました。スカイツリーが見えた。しかもバックに富士山とツーショット。

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講演 at 四谷3丁目


年明け早々、東京四谷三丁目の「山崎農業研究所」から講演依頼。農業といえばTPP、外国資本による森林買収も話題になる渦中、今回の定例会で誰に話してもらうかで真っ先に私の名前が上がったとか。当然ながら、もう一人は鋸谷さんでキマリ。

さて私の演題だが、先方では「森林がなぜ生産活動や 日々の暮らしから離れてしまったか、また国民の関心も希薄になってしまったか、森林を身近なものにするためにどうすればよいか」ということを語り合いたいとのことなので

「荒れ山を逆手にとれ! 木のある暮らしの実践と楽しみ方」

というチト過激なタイトル。旧アトリエの暮らしから、ここ桐生「忍木菟屋」の暮らしや木づかいの実践をお話した。

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足利クラフト講師


昨年12月の足利ツリーハウスのイベント(こちら)の方からまた依頼があってクラフト講師をしてきました。ツリーハウスの木はオニグルミだったので、その実を用いてペンダントなどアクセサリーを作ったり、小枝で動物を作ったりしました。

思った通り、親も子供も夢中になるのであります。

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