足利で子供たちとイベント。ツリーハウスを親子で作った仲間へ、紙芝居ライブ&森のおはなし&火遊び(笑)のプレゼント。紙芝居道具一式、アンプやマイク、黒板、カマドとロケットストーブ、ナタ・ノコ・オノetc.と荷物は重装備だ。
まずは竹を伐ってバーベキュー用の皿と竹箸をつくる。パッコーンと割れる竹の感触に子供たちはたちまちはまり込む。
細竹をナイフでさばくときは材を膝股(ひざもも)に置き、上にナイフを当てがって、ナイフを固定しつつ竹を引いていくと早いんですね。クラフトイベント百戦錬磨のyuiさん指導中。
今年の6月から月イチで始まったツリーハウスづくりのイベント、今日はその完成式典で、午後から何か出しものをということで僕らが呼ばれたわけなのだ。経過を聞いてみると、山から丸太運び皮むきなどをしているのに、完成までのその間一度も「火燃し」をしていないという。
というわけで私たちが日常庭先で使っている火燃し道具一式を持参して、子供たちに火を体験させるのが今回の大きな目的だった。さっそく火拭き竹で炎が大きくなることにはまってしまった女の子出現。
薪を割ることや熾き炭ができることや、それを取り出して水にジュ~ッとつけて遊んでみたり、火の周辺だけで子供たちがわくわくする。焚き火が今回初めてだった子供たちが多数いたのには驚いたが、ふーむ。まあそんなとこだろう。
敷地を提供してくださった地主Hさんがやってくる。「燃し木はいくらでもあるから」と微笑みつつ「三脚の足を蹴飛ばすと鍋がこぼれて煮えた湯でやけどをするぞ、気をつけろ」と注意も忘れない。さすがです。
バーベキューが始まる。Hさんの奥様が作ってくださったイノシシ肉入りの味噌汁もいただく。美味しい!
竹の器はなかなか好評。
食後、マイクを使って紙芝居ライブと森のお話・質疑応答をした。場所を提供してくれた地主のHさんは自分で5代目の山守(やまもり)。このあたりの地主の山の植林と手入れを代々続けてきたという。紙芝居のあとで「子供たちに解りやすく山のことを教えてくれてありがとう」と喜んでくださった。いまの山林事情に忸怩たる思いがあるのだろう。
ツリーハウスに掘っ建て小屋が隣接する。その柱がクリ丸太であることを私は見逃さなかった。紙芝居後の喋りにそのことを問いかけると、「その通り」とHさんが歩み寄ってきた。そしてマイクを渡すことにした。クリは地中に埋めても30年保つ、とHさん。木の特徴を人は使い分けてきた、と私。
スタッフの提案でタマリンのスタンンプをツリーハウスのどこかに3カ所押してください。子供たちがあとからそれを探しにいくという仕掛けで楽しんだ。
イベント後、焚き火にはまっていた小学生の男の子が目をキラキラさせて拙著『山で暮らす~』を買ってくれたのには感動。サインを入れてタマリンのスタンプを押す。
火吹き竹にはまっていた女の子はに「記念にサインをほしいんですけど」とタマリン歌詞カードを持ってくる。この子の家はオール電化だそう。yuiさんと連名でサイン。
いまごろ湯船で「むささびタマリン森のなかぁぁ~」とか歌ってたりしてw。みんな、頑張れ♬