餅搗き&Gomyo倶楽部忘年会2017


Gomyo倶楽部の忘年会を我がアトリエで。パルテノンの前で薪を焚いて餅米を蒸し、下屋の前に石臼を出して搗くのだ。テーブルは今年インパクトドライバーと長ビスで作った作業台。広くてとても便利だ。

まずは燃料補給(笑)。この日のために自家製落花生を煎っておいたのだ♬

先生方も素早く安全に薪を扱えるようになり、私は最初のセッティングだけ。あとは指示するだけでどんどん仕事が進んでいく。すばらしい♬

餅米が蒸されるまでの間、薪割りのフォームを教えてほしいというので実演してみた。薪ストーブ派は洋斧を使って足を左右均等に開いて中央から振りかざすフォームだが、私は昔から和斧を使って右足を前に出す。このほうが、大中小様々な薪に対応できる。

ところで、ホントはビールなんか飲んで薪割りしちゃイケマセン。良い子はけっして真似をしないように(笑)。

先生の子どもたちも来るので杵は3つ用意した。左のものが私がGomyoのヒノキで作った杵だ。重量はこれがいちばんある。

火を焚いて、餅を搗く。いいものだ。私は幼少の頃から、母や父の実家でずっとこれを体験している。高校生のときは正月に家で食べる餅を、父の実家で祖母と2人で搗いた。東京ではアパート暮らしが長かったので娘の保育園で搗いたくらいだが、群馬の山暮らし時代には毎年欠かさなかった。yuiさんもお餅が大好きだった。

米という日本人にとって大切なものと、木や水という、これまた日本の豊かな森が生み出すものとの融合によって、お餅ができる。群馬の山では薪と山の水と炭を使うことで、餅と雑煮が驚くほど美味しくなることを教えられた。

関東ではのして角餅に切るが、こちらでは丸めるのが習わし。もちろん小豆あんも用意しましたぜw。

私が田植えから稲刈りまで参加したGomyoの赤米と、石田高校の餅米がミックスされた餅の完成である。赤米のつぶつぶが噛み応えとなて残る、玄米餅のようなワイルドな味わいの餅になった。

それからは囲炉裏暖炉を焚いて2階で宴会となる。まずは餃子。豚のハラミとバラ肉をフープロで挽いて、白菜とキャベツ、ネギを入れたスタンダードな焼き餃子。でも、上質のゴマ油や、紹興酒を入れてよく練ってつくるのでウマいのだ。夕刻、漁師M君がやってきて手打ちパスタを作ってくれる。

パスタマシーンまで持ってきたのだ♬

その麺を茹でて、第二弾は「昔ながらのナポリタン」。自家製ベーコンを厚切りにして、タマネギ、マッシュルーム、ピーマンとともに炒める。ケチャップとトマトピュレ、そして赤ワインを少し。仕上げにバター。

外では餅米と同時に白モツとダイコン、コンニャクの煮込みが仕込まれていた。それを囲炉裏に移して保温調理。N先生の指導で仕込んでおいた白味噌樽の初あけをして、それで味付けする。ネギをたっぷり。懐かしい、関東の居酒屋で食べるような煮込みができ上がった。

私もすっかりでき上がってしまい、いろいろ味見した頃には眠りこけてしまった(スイマセン!)。さて、この白味噌で正月は雑煮を作る予定なのだが、あん餅を入れるかどうかは未だ検討中である(笑)。


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