開高健、生誕90年


作家の故・開高健が今年生誕90年。昨年は没後30年ということで、今年は企画・イベントなどがいろいろあるらしい。僕は高校時代から開高の小説を読み始め、エッセイ+写真『フィッシュ・オン』に影響を受けて日本のルアー・フライの黎明期を走り続けた。

茨城県の水戸市で生まれ育ち高校時代までそこに居たが、大学は東京方面は一校も受験せず、東北の大学を指向したのはひとえにルアー・フライでイワナを釣ってみたかったからなのだ。絵が好きでそれを職業にしようと決めていたので、本当は美大に行きたかったが父がそれを許してくれなかった。それに東北地方には美術系の大学はないのであった。

今も僕の本棚にある『フィッシュ・オン』文庫版(初版本)。表紙はサントリー時代のトリスキャラで有名な柳原良平

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ヤリイカの煮付け、納豆汁、開高健の歳を・・・


たまに見かけるこのサイズのヤリイカ。丸元淑生の『家庭の魚料理』には子持ちヤリイカの料理法がのっているけど、まだ子持ちには早い。値札には愛媛県産とある。どのへんで採れるのだろう?

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上田~茅ヶ崎2007


またまた林業の取材で遠出。群馬の県北から長野へ抜け、上田で一泊。ま、取材の内容は例によっていずれの成果で語ることにして、その他のもろもろをここで書くことにする。

吾妻郡・川原湯温泉


さて、群馬での取材を終え、上田へ向かう途中は、まずは温泉である。川原湯温泉の「王湯」へ入る。300円。ここは露天風呂もあるのだが、内湯のほうが雰囲気があり落ち着く。ちょっと灯油のような臭いがある不思議な湯なのだが、実に効く。これが八ツ場ダム建設で失われてしまうのはまったく惜しい。でも番台のおばちゃんの話しでは「工事が遅れているらしくてあと3年は営業できそう」という。

嬬恋を通って長野へ。YKが、池波正太郎の『真田太平記』全12巻を読書中のこともあって、途中、真田城址跡に登ってみる。

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