ひたち野


水戸の常宿が満杯で、今回は駅南のTというビジネスホテルに泊まった。この宿も安い。しかも高速ネットがつながるので調べものに重宝する。が、周囲に飲み屋がないのがネックだナ。早朝、ホテルサービスの朝食(おにぎりと漬け物と味噌汁/無料)を食べ、取材先に向かった。

今回のイラストマップの場所は筑波周辺の市町村で全5カ所。そのひとつの真壁町に向かう。ここは知られざる古民家の宝庫で、登録有形文化財の建物が100棟以上ある。古くから商業の町で、母屋だけでなく、蔵、門のすばらしいものがある。そこを縦横に歩き回り、写真を撮りまくった。

その後、再び筑波山へ。コペンのカーナビを、加波山との鞍部を越えるルートにセットした。さて時間は昼。どこで食べようか・・・と探しながら進んでいくと、「合掌造りのレストラン」という小さな看板を相方が発見した。それに導かれたどり着いたのはレストラン「ひたち野」。 “ひたち野” の続きを読む


筑波山


週末は天気が崩れそうなので、イラストマップの仕事の筑波周辺に取材に出かけた。が、出遅れた。渋滞もあって筑波山に近づいたのは2時を過ぎてしまった。周囲の散策も重要なので古道の集落「神郡」を訪ね、コペンでぐいぐいと「つくば道」を直登する。

筑波山は標高が千メートルにみたない低山だが、関東平野に独立峰のごとく立ち上がっているのでどこからも目立つ。もちろん日本100名山にも数えられる誉れ高き名山である。麓にはタブ、クス、シイなどの照葉樹から、山頂付近にはミズナラ、ブナ等の落葉広葉樹まで幅広い植生のバリエーションがある。ブナは茨城県最南の自生地だ。

ケーブルカー駅についたのは2時半。でも天気がいいのでケーブルカーで往復し、「男体山」「女体山」の両頂上を登っておこうと思った。筑波山山頂、僕にとって中学校のとき昆虫採集で訪れて以来、実に30年ぶりの登頂である。

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