宅ふぁいる便で/水源異変


ハチを観察にいく。数秒に1匹の間隔で花粉をつけたハチが巣に帰ってくる。ニホンミツバチは野草の花の蜜を集める。スズメバチの攻撃にもびくともしない。天敵はクマだけだ。だから、ずっとこのまま見守っているだけでいいのである。畑の敷地にミツバチを飼っているというだけで、なんとも豊かな、幸福な気分になれるものだ。

午後から連載イラストの本描き。水彩紙にペンと淡彩で仕上げ、厚トレで別版をとって手書き文字を書く。それをスキャンしてパソコンへ入れる。画像はEPSファイル、文字版はTIFのモノクロ2諧調データ。それぞれフォトショップで修正し、イラストレーターで版合わせ。さらに引き出し線などを配置する。

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ニホンミツバチ来る


朝、イタルさんと水源の一番上を見にいく。砂利がたまって水量が少なかった。水受けの箱を掃除。

夕刻、旧中里村のIさん夫妻がニホンミツバチの巣を持って来てくださることになった。というわけで午後からハチの巣を置く台を制作する。廃材角材と板、番線と釘やビスを駆使してなんとかかっこうをつけ、片側は石垣に差し込んで台を立てる。

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水源タンク掃除


『現代農業』新連載の原稿のイラストの直し。旧中里村のIさんから「ハチが手に入ったから梅雨明けまでに取りにくるように」と電話をいただいていたのだが、時間がとれない。

旅から戻ってアトリエの水道の出が悪くなっていて、ついにウンともスンとも言わなくなってしまった。イタルさんと中継タンクの水を抜いて掃除。1年ぶりなので、かなり泥がたまっていた。水槽に入って管を叩いたりしてようやく水が出るようになる。


前橋の秘密


午後から前橋へ。敷島公園のバラ園へ。ほぼ満開状態であった。バラは形も美しいいが、その匂いもすばらしいものが多い。軽井沢のタリアセンのバラ園でも匂いをかぎまくったが、ここでもそれをやった(笑)。しかし、バラの花に近づいてそんな行動をとっているのは僕と相方しかいないのであった。

それにしても、平日というのにこの人の多さはどうだ。ほとんどがお年寄りである。余生を遊んで暮らしているの方々なのだろうな。しかし、70を過ぎて毎日畑仕事をハードにこなしているイタルさんや、80を過ぎて講演をこなしているY先生を思い浮かべ、う~む、これでいいのか? と思ってしまう。

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ウスバシロ幼虫


山梨~鎌倉~東京の旅からアトリエに戻ると、梅の花がほころび、イワツツジが咲き始めている。ウスバシロチョウの食草、ムラサキケマンの花が咲き始めた。ネットで幼虫の形を確かめ、敷地内の食草を探してみるとさっそく見つかった。これが成虫になって飛び始めるのはあと1ヶ月後、その頃はクリンソウが開花するだろう。

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