脱穀と手みと天日干し


お隣のイタルさんが朝から大豆の殻外しをやっていたので手伝うことにする。ヒノキの間伐材のこん棒で叩いていたので、僕もスギで同じ物をつくって手伝い始めた。昔はもちろんこの大豆で味噌をつくっていたそうで、3年寝かせたものを順繰りに食べていたそうだ。

「麹も自分たちで作るんですか?」
「ああ、ばあさんが作るのが上手かったよ」

それにしてもかなりの量だ。今年は豆類が豊作だった。豆類は肥料は必要なく、連作もできる。外した殻や茎はコンニャク畑のくぼみに敷いておき、水はけの悪い場所の水吸いに使うそうだ。

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