剣山へ


昨夜の囲炉裏暖炉で夜更かししてしまい、やや遅い起床。イベントも終えたことだし、昼はうどんでも喰いにいくか・・・と車を出したのだが、あまりにいい天気なので、徳島の「そばごや」までドライブという手も・・・などと思い始めている。

ボブ・ディランや高中正義などをミックスしたCDを焼いたのもいけなかった。旅情ありまくりの音楽に、ハンドルは剣山方面へ向かってしまったのだ。そして「そばごや」に着いてみると店は閉まっている。せっかくだから川を眺めながら剣山を拝んでくることにする。帰りは祖谷谷で蕎麦を食べてみるか。

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林道取材、西へ6.(徳島剣山)


徳島の剣山方面の山は谷が深く険しい。その中腹のびっくりするような高い位置に、茅葺き民家がぽつんとあったりして驚かされる。Iさんの山や林道を見せてもらった後、Tさんの山も見にいった。Tさんは木材だけでなく、スギ林の下にゼンマイを栽培して収入を得ている。道がないので架線で木を下ろしているのだ。

高知も徳島も、「よくぞこんな急峻な場所に植えたな」という場所がたくさんある。放置すればいいことは一つもないのだから、直接的な収入をあきらめるなら、最短ローコストで優良林に導く鋸谷式間伐でいくか、材が出せる可能性があるなら、田辺林道を入れるか、架線を張るしかない。いずれにしても、山を持っているということは、山を持たない都会生まれの僕にすれば、羨ましいことなのである。

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4日目/穴吹~木屋平~祖谷~京柱峠~高知~安岐~馬路村~魚梁瀬~東洋町~徳島」  


朝食をいただいた後、コペンで穴吹川を遡り、剣山の登山口へ向かう。正規の国道ルートは復旧不能の崖崩れで不通。迂回路は岩山の絶壁を行くコンクリート舗装の道だった。剣山山頂付近の原生林は非常に価値あるものだが、その下の人工林は酷い崩壊を見せていた。

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