昨年収穫したジャガイモがまだ縁の下にストックがある。もう芽がモヤシのように飛び出して、皮の部分はふにゃふにゃしている。その皮を剥いて、グレイダーでおろして、ついでにチーズも同じにおろして、二つを混ぜて小麦粉を振りかける。それを油をひいたフライパンで平たく焼く。ひっくり返して塩コショウして両面に焼き色がついて、カリカリとして美味しいハッシュドポテトの出来上がり。これは新ジャガなどよりも、時のたった水分の抜けたひねジャガのほうが美味しいようだ。「う、ウマイ!」と感嘆しつつ4枚も一気に食べてしまった。




アトリエ敷地にツツドリが「ポポポポポ」と鳴き出した。それにウグイスの「ホーホケキョ」、アオバトの「ホーワーオー」、キツツキの「タラララララ・・・」というドラミングの音が加わって、外で折りたたみ椅子に座って本を読んでいると、その様々なミックス音が耳を楽しませてくれる。鳥の声だけではなく、庭先にツツジが咲いたものだから、それにハチやアブがやってきて「ブーン」という羽音も混じっている。