宇高フェリーで高松へ。いつものホテルへ投宿。ここでネットを開く。新著の編集者から催促のメール。イラストマップの依頼も来ている。忙しい!
しかし、ライブまでギターの練習も欠かせない。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
宇高フェリーで高松へ。いつものホテルへ投宿。ここでネットを開く。新著の編集者から催促のメール。イラストマップの依頼も来ている。忙しい!
しかし、ライブまでギターの練習も欠かせない。
今年も群馬県からお招きがあり、県のイベントである「山村フェアー」へ行ってきました。いつものようにSHIZUKUはテントブースで山暮らしパネルの展示、1時間の舞台時間をいただいて創作紙芝居『神流川なつかし物語』ライブをこなすというメニュー。
今年もまた、東京都立五日市高校の総合学習「地球環境」の講師として呼ばれ行ってきた。場所と時間はいつもの通り、東京都下西多摩の山々の玄関口、武蔵五日市駅近くのホールである。
講演は今年で4回目。初回と2回目は、日の出町の木工アンテナショップ「きりんかん」のダンナ、杉ちゃんと二人のペアだったのだが、3回目からは僕一人。紙芝居ライブは相方YKにもお願いしSHIZUKUユニットのハーモニーを披露する。
総合学習「地球環境」の目玉は生徒さんたちが毎回、下草刈りと間伐の体験をすること。その前振りとしての僕の講義なのだが、そこはそれ、きょうびの高校生だから、講義は工夫が必要なのだ。プロジェクターや紙芝居を駆使してギター生演奏までついて、1時間ちょっとの講義時間を飽きさせず、それでいて解りやすく説明を工夫するのである。
いよいよ紙芝居ライブの当日。
なにしろ、これは今までの2つの紙芝居(『むささびタマリン森のおはなし』『秋川谷の物語』)とはリキの入れ方が違うのである。前の二つは、もともと人から依頼されたところから創作が始まったのだが、今回の新作『神流川なつかし物語』は、これまでの僕らの全人生を投入してきたものの中から、産み出されたものだ。
まず挨拶に「紙芝居というと、昔テレビがなかった当時の娯楽であったり、今は図書館で子供たちに読み聞かせするようなイメージを持たれていると思いますが、私たちの紙芝居はそうではなくて、メッセージ性の強い、アートとしての創作紙芝居をめざして創ったものです」と話し、携帯電話のOFとカメラのフラッシュを遠慮してもらうことを伝える。
6月の高崎「棗」個展で初めて公開したときと若干の改良を加え、オリジナルの『繭の音』と『夏のはじめ~虹のテーマ』の編曲を変えたりした。具体的には、前者はキーを下げてYKのベストの音域に合わせ、サビの部分にハーモニーを入れた。チューニングを下げたギターをもう一本用意する、という念の入れようである。
開演は11:30~と14:30~からの2回公演。相変わらず「読み」や「引き」のトチリが出たが、県庁のときに比べてまあまあうまく行ったと思う。とくに2回目はよくできた。「歌」に関して言えば、僕らのユニットは歌だけでお客さんにかなりの感動を与えることができるのだ、という自信を持った。