早いもの学研のDIY雑誌『ドゥーパ!』誌への連載も丸2年を過ぎた。隔月でモノクロページではあるが4ページ丸々をテーマ構成ごと任されているので、けっこうなボリュームがある。連載タイトルは「続々・田舎暮らしのDIY術/山里生活編」というもので、これまで木の伐採から木工まで、石積み術、石窯、薪ストーブ設置、ロケット-ストーブ作り方、堆肥づくりなどを紹介してきた。
今回はエコ・トイレをテーマにした。
最終ページにこの春取材をした埼玉県日高市の柳田ファームを紹介させていただいた。
柳田さんはずいぶん前からEMBCプラントを養豚の糞尿処理に利用され、私はその驚異的な浄化機能を目撃してきた。高嶋博士のEMBC複合発酵は現在、福島の放射能除去実験でめざましい成果をあげ、いま注目が集まっている。
柳田さんらは「環境維新の会」でEMBCを利用したエコ・トイレを普及している(現在は「複合発酵あ・うんユニット」という名称でハード化)。これは家庭屎尿に「複合発酵の菌床」を入れ「爆気」するだけで液肥よりも格段に浄化され、そのまま家庭菜園に使えてしまうという超スグレものなのである。
私も高松のアトリエにはこの方式をぜひ導入し、畑・敷地に連動させたいと考えている。