隣町のNさんがバイクでやって来てタケノコが届けてくれた(Nさんは薪ストーブ愛好者で、私のうわさを聞きつけて以前遊びに来たことがあった)。タケノコは勝賀山の農免道路下の竹林のもので、堀りたてである。
いわば地タケノコだ。まずは水煮して(アク抜きは糠が無かったの、で米のとぎ汁を使った)、昆布と鰹節でとった出汁で若竹煮。昆布は鳴門産。ぷはっ、これはもう日本酒でしょ♫
そして、タケノコご飯。昆布を1枚入れ、薄口醤油と酒、タケノコの他に小さく切った油揚げを入れて炊く。ああ、美味い! タケノコのパワーが椀の中にみなぎっている。これはこの季節だけにしか味わえないものだ。
さすがは関西のタケノコだと思った。こちらの地質は関東とはかなりちがっていて、花崗岩の風化土とそれが粘土化したものが多い。
*
前にも書いたけど、タケノコは冷凍保存できる。いちどに下茹でして、4~5日で使い切る量は水に漬けて冷蔵保存でいいが、食べきれない分は一回分ごとに小さなビニール袋に水を満たして下茹でしたタケノコを塊のまま入れ、きつく輪ゴムでしばって冷凍する。
解凍はビニールを外したらそのまま鍋に入れて加熱する(とけた水は捨てる)。さすがに香りは落ちるが、水煮缶に比べたらパワーはだんぜんある。
これは群馬の山暮らし時代に、地もとのオババに教えてもらった方法である。とにかかく美味しいまま保存できるので、ストックしても次々となくなるのだったw。
*
タケノコご飯で使い切れなかった残りは、yuiさんの提案でチーズと合わせて天ぷらにした。タケノコのスライスに、サイコロ切りのチーズ、それに缶詰コーンとタマネギを少し入れて、かき揚げにするのだ。
小さなフライパンに浅くオリーブオイルをはって、少しづつ揚げて油は使い切る。
これも、すこぶる美味しかった。Nさん、ごちそうさまでした♫