23年ぶりの海外旅行・フランス・マルセイユ/5日目その2、ホテル・コルビュジエ


このコルビュジエの名作(世界遺産)が一部ホテルとして使われているのだ。「デカい❗️そしてキレイ❣️」というのが第一印象だった。

Hotel le Corbusier(ホテル ル コルビュジエ)
280 boulevard Michelet, マルセイユ, 13008, フランス
ダブルルーム バルコニー付 パークビュー€ 183.64
10 % の消費税/VAT 込€ 18.36
合計料金€ 202(33,530円)

ピロティもグッと高くて、オフィスと泊まる部屋は3階にある。部屋はそれなりに改装されてはいるが、コルビュジエらしいアイコンはたくさんある。とくにベランダが良かった。僕の部屋は山側で遠くに岩山が見えるが、カフェからは地中海が見える。ちょっと暗い廊下。だが、原色のペイントが所々にあり華やか。

ドアの把手。すでにコルビュジエのアイコン♫

室内。

部屋のキー。プラスチックの部分は電子キーのボタンになっていて、屋上のドアのロックが開く。

ベランダ。あの外から見える細かい格子は通風穴になっているのだった。そこかしこにこのようなヌケ感があって、いやな空気の淀みがないのである。

コルビュジエの遊び心♫

共有の廊下も素敵だ。

通風のドア、独自のデザインの明かり、窓枠のリズム、そしてベンチにも装飾を加えずにおかない。これぞコルビュジエ。

屋上。扉を開けてここに出たとたん「ついに来たよ!」と思わず声が出た😂。泊まり客は自由に屋上に行くことができる。ユニテの屋上は美しい。これが僕が生まれる前にできた建物とは信じがたい。プールも現役で使われていて、住人の親子が水遊びを楽しんでいた。

手すりと階段。屋上の構造物はすべてが彫刻的な造形だった。

使われていないがこれは花壇なのだろうか。島はヒトデのデザインなのかな?

隅々に氣が流れている。だから建物周りの草木も生き生きと茂っているのがよくわかる。夕刻外に食べに出たのだが、戻ってくると乾いた南仏の喧騒からオアシスに入ったような潤いと静謐を感じたものだ。

古いせいもあるのだろうが、そこかしこに「ゆるみ」がある。

モンドリアンの抽象画を思わせる・・・と評される外観。

モデュロールの型抜き。モデュロールはコルビュジエが人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列(フランス語のmoduleモジュール・寸法とSection d’or黄金分割から作ったル・コルビュジエによる造語)。

70年前のコンクリート打ちっ放しにしてはキレイ過ぎる。メンテを十分に尽くしているからかマルセイユ の気候のせいか?

どこか美味しいレストランを紹介してもらうべく、知人にマルセイユ在住の日本人を紹介されていたのだが、今日はお目当の店が休みとのことだった。もともとマルセイユ の郷土料理といわれているラタトゥイユみたいな野菜料理を、本場で食べて確かめてみたかったのだが・・・残念。

というわけで駅近くまで散歩がてら歩いて行き、こんなものを食べてしまった(ハンバーガーですw)。

戻ったら暗くなっていた。灯に照らされてプラタナスの巨樹を見つけた。きっとコルビュジエもこの木を撫でたに違いない。「ついに来たよ‼️願いをかなえてくれてありがとう💚」僕もペタペタと木を触りながらそうつぶやくのだった🤭。

続く▶︎6日目・ヴァンス礼拝堂・ルノワール美術館~ニースヘ


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