竹、サークルの強さ


今日はもう一つ竹で筆立てを作った。実はベッドルームに部屋干しのための竹竿を吊るしたのだが、機能的にはいいのだが、どうも空間的に唐突すぎていけない。竹というのはけっこう存在感があるのね。だから、これを置くことでバランスをとりたい。

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達磨寺


昨年からけっこうな回数を高崎方面に通いながら、かの高崎ダルマ発祥の地、達磨寺は通過してばっか。で、ブルーノ・タウトの滞在を知った僕らは、今日はじめて参詣してきた。達磨寺の縁起がまた水戸光圀公に関係していたりして(僕は水戸生まれ水戸育ち)ちょっと驚いた。立派な山門をくぐって石段を上がると、鐘撞き堂が上にあり、その撞き棒はシュロの丸太が使われている。本殿の右にある観音堂は茅葺きですてきだった。中の金色の観音様はライトアップされその穏やかな顔を拝める。本殿の左にはミニ達磨博物館ともいうべき達磨堂があって、全国の達磨玩具などが展示されていて面白かった。むろん香川の金比羅一刀彫の達磨(マツ材)もあった。

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コルビュジエ


図書館で借りた『知られざるル・コルビュジエを求めて』(佐々木宏著、王国社/2005.5)という本を読んでいたら、コルビュジエの石積みと木骨構造の住宅設計のひとつ、エラスリス邸の図面が気になった。建築家として出発した10代後半の頃、コルビュジエは生まれ故郷のスイスで何件かの木造建築を手がけているが、このエラスリス邸は40代の設計だ。白い箱、いわゆるインターナショナル・スタイルとして世界中に影響を与えた後の住宅建築で、自然素材を荒々しく使うという新しい路線を打ち出したものである。

ところがそのアイデアが模倣されて、なんと日本の軽井沢に「夏の家」なるタイトルで建てられているのである。その建築家はアントニン・レーモンドといい、帝国ホテルを設計した巨匠フランク・ロイド・ライトの現場管理のために日本に来ていたチェコ生まれの建築家で、「夏の家」は彼自身の日本滞在時の別荘として建てられたのだった。

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