2023年の8月から小豆島「千年オリーブテラス」で「大地の再生」を実施担当し現地のメンバーに指導している。「千年オリーブテラス」は2011年3月にスペイン・アンダルシアから移送・移植された巨樹を核として新しいタイプのリゾートを目指し建築や庭づくりが進められている。
運営会社(株)ヘルシーランドの担当者Yさんは僕が講師をつとめる西植田のドングリランドのワークショップに参加してくれ、「ぜひうちの敷地にも・・・」ということになったのである。
このエリアを自然親和型に造形していくのは小豆島にとっても大変重要な内容であり、企業の仕事でもあるのでブログでの公開をひかえていたのだが、その施業も軌道にのりつつあり、Yさんがまとめてくれた経過をお借りして今日までのレポート(2023.8~12月分)を記しておきたい。
1-1)2023.8.22日/午前中、座学。午後から現地調査、点穴づくり。夜、三又囲炉裏※でカレーご飯。
1-2)翌8.23日/水切りの設置、千年オリーブ広場の下部・斜面変換点に水脈と点穴の設置(ミニバックホー使用)。駐車場下の森(メダケ混入のヤブ)に風の道を入れる。
2)2023. 9.20日/駐車場下の森(メダケ混入のヤブ)〜ステイ上部の森(ウバメガシ中心の雑木林)の手入れ。風みちを入れていく。
3)2023.11.16日/千年オリーブ広場の水脈入れ。ゲートラウンジに自然石の雨落ちづくり。
4)2023.12.26日/千年オリーブ広場の水脈入れ続き、ウッドチップ+炭のグランドカバー撒き。ステイへ続く道を蛇行させる拡幅工事(重機/小型バックホー使用)。ステイ前の道の切土面に木杭と丸太・粗朶(そだ)の土留(どど)め。
※初回にオプションとして現地材で三又囲炉裏を作り実演したのだが、好評につき薪火で毎回昼ごはんにダッジオーブンで米を炊き汁物(主催者側提供)を温めることになって、大変美味しい昼食を毎度いただいている。
以上、2024年以降も自然型土木工事や森の手入れなどを継続して行う予定である。