準備不足、告知も遅れて島外参加者の申し込みがほとんどなかった「『大地の再生』小豆島ワークキャンプ」だが、予定通り決行することにした。僕は90年代から様々なイベントを主催してきたが(参考👉こちら)、参加者が少ないから中止ということはせず「自分ひとりでもやる」というスタンスを貫いてきた(もちろん金銭的には大赤字だが・・・)。幸い今回もヤブコ氏とレンカちゃんが参加してくれることになった。小豆島のメンバーも夏の観光シーズンで忙しいのか動きが少ない。
フェリーの中でお決まりのうどんの儀式(笑)。これがうまいんだなぁ。
小豆島のフェリーはさすがに大型で、内部のぱっと見は鉄道列車の車内のようでもある。高松から小豆島までは1時間。席によってはコンセントがあるのでパソコン仕事もできる。ただしWi-Fiはない。
今回のFacebookイベントページは、僕がなかなか開設できずぐずぐずしていたらレンカちゃんが僕をモデルにした立体作品を作ってくれ、それを元にヤブコ氏がアップしてくれていた(感謝💧)。
11:00、ゲート着。車を降りるとウシアブがわんわんと舞っている。
相変わらずの悪路を慎重に下りながら、10分ほどでビーチに到着。海岸に近くにつれ、アブの攻撃は弱まってくる。
さて、今回真っ先にやろうと思っていたのはこの沢水の掃除だった。この雨の少ない瀬戸内気候の島という条件の中で、この真夏にさえ水が枯れずに海岸線まで流れている。このひとすじの細い沢の存在は大きい。国土地理院の地図で確かめればわかるがこのビーチの上流はすり鉢状の大きな谷になっており、集水域が大きいのである。加えてほとんどが広葉樹を主とした山林になっている。
しかし沢の砂浜への出口は、このように凄まじいゴミが散乱している。
とにかくこのゴミの取り出しから始めた。レンカちゃんには移植ゴテによる「水切り」をやってもらうことにした。
水切りは、子供たちはみんな大好きでその作業にとりこになるww。
かなり片付いてきた。水面の上部のヤブも刈り払い、空気の通りをよくしてやる。
さらに泥を流すと水量が増えてくる。下流の詰まりを解消すると上流の水を引っ張るようになるのだ。これには沢の上部の風みちを開くことも大切である。
波打ち際にかなり近くまで水流が伸びた。そして黒い泥アクがどんどん流れていく。
」
ゴミはポリバケツと流れてきた(?)浴槽の中にとりあえず放り込んでおいた。
ちょっと一休みしよう。今回はハンモックを持ってきた。木陰をみつけて剪定し、ハンモックを設置。初体験のレンカちゃんもご満悦。
その後、海で泳いで汗を流していると、ふらふらと流れてきたイカを採取(!)。生きてはいるが元気がなく推進力がないので捕獲することができたのだ。
かなりのビッグサイズのモンゴウイカである。これは夕食に使うことにしよう。ひとまず氷のあるクーラーバッグの中へ。
僕もひと泳ぎして・・・着替えてははハンモックで午睡。が、夕刻になると木漏れ日が強い角度で射し、暑さで目がさめる。
ガットギターを積んできたので流木にもたれてボサノバを♬
そろそろ火を焚こう。今回、ヤブコ+レンカ親子が自分たちだけで火起こしをしてみたいというので、ちょっと離れて2つの焚き火。
イカを解体して串に刺す。弱り具合から刺身はちょっと避けたい。
焼いてみたが、やはりイマイチ美味しくない。腐敗臭はないのだが・・・。
お米を炊いて、持参した煮物とカレーで夕食。
暗くなりかけた頃、オーナーの横山さんと「うすけはれ」の上杉くんがやってきた。焚き火を囲みながらここの昔話を聴く。横山さんによれば、この東向きのビーチでも場所によって流れゴミの多少があるそうで、ここは多い場所なんだそうだ。
しかし、そのぶん流木には困らない。ほとんど周囲で拾ったもので間に合ってしまう。横山さんをゲートまでお送りし、上杉くんはそのまま泊まることになったので、2人で酒盛りが続いた。