「大地の再生」小豆島ワークキャンプ(2日目/岩場の探検、島のそうめん)


明け方、タクラマカンのYさんから「今から朝日を見にお客さんを連れて行きます」と連絡が入る。

お客さんは東京方面からの若い女性メンバー。ここの水源掃除などにも関わってくれている原田くんも一緒だった。

まったく、ここの日の出は何度見ても良い。彼女たちもきっといい思い出になったことだろう。

太陽が高度を上げるにつれ、刻一刻と空は色を変え表情を変える。波が穏やかなだけにその光の美しさは比類がない。時刻は5:30。

彼女たちは歩いて降りて来たので、帰りは僕の車でゲートまで送ることにした。5人のキャパいっぱいでこの悪路の上り坂は大丈夫か? とちょっと心配だっが、さすがスバルXVは苦もなく任務を遂行してくれた。

ゲートでお迎えの車に送り届けた後、僕は内海のセブンイレブンまで車をとばして氷や飲み物などを購入。再びビーチに戻る。流木焚き木を集めながら、海岸線の灌木のヤブの空気抜きをしておく。ほぼ岩盤なので、ウバメガシが多いのだが、ヤブ化した場所は ノイバラがはびこっている。それでも密ヤブになっているような場所はほとんどない。海岸の風のおかげだろう。

気温が上がり始めたので海に漕ぎ出すことにした。ここには小さなボートがいくつか置いてあるがオールが紛失してないと聞いていた。セイルボードがあったのでそれにまたがって、板切れをオールがわりに左側の磯まで探索に出かけた。

磯は透明度が高く底までよく見える。ゴミはほとんどなかった。みなビーチの砂浜に打ち寄せられてしまうらしい。釣竿を出したらかなり釣れそうな雰囲気がぷんぷんしていた。いちど戻ってから、レンカちゃんを後ろに乗せてもう一度探検に行ってみた。断崖部があるので干潮でも岸伝いには行けない場所だ。昔はサザエがバケツいっぱい簡単に採れたという。

猛烈に暑くなり、アブが飛び始めて、海岸を離れた作業はできそうにない。涼しくなるまで車で小豆島観光をすることにした。小豆島には四国の巡礼を縮小したかのような88カ所の霊場があり、その特異な地形を使った洞窟霊場が多数ある。寒霞渓へ行く道のりで見つけた第14番霊場「清滝山」がなかなか凄かった。

寒霞渓の頂上は中国人(?)観光客が多数訪れていた。コロナ規制がゆるくなり、観光客が動き始めたのが感じられた。

山城の跡「星ヶ城」にも行ってみた。瀬戸内海にある島々にある山の最高峰がここである。

駐車場から徒歩の距離はけっこうある。こんな感じのヒノキの線香林の中を延々と歩いていく。

再ビーチへ戻る。昨夜はちょっと寒かったとレンカちゃんが言うので、今夜はテントを張ることにした。

昼は外食したのだが、夕食はまた自炊で。

「小豆島産オリーヴオイル仕立て」の手延べそうめんである。

今回のために土佐杉のすし桶を持参してきた。ここにセブンで買った氷を砕いて入れ、冷水を張って茹でて水洗いした素麺を泳がす。めんつゆは持参品。最高の昆布・鰹節・干し椎茸、それに梅干しを入れて、醤油とみりんもスペシャルなものだから、まずいわけがない。「こんな美味しいめんつゆは食べたことない‼️」とヤブコ氏も絶賛ww。島のオリーブを使ったというそうめん(こちら)もなかなかのものだった。

夜はレンカちゃんのリクエストで薪火パンをやってみた。

が、持参したのが米粉だけだったので、あまりドライイーストがきかず膨らみがイマイチ。

今夜も僕は砂浜でビバーク。


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