12月のドングリランド。この大地の再生実践ワークショップも終盤にかかり、今回で9回目。さすがに沢筋は寒いのでビジターセンターの周囲を中心にヤブ払い、ツル採り、剪定などの作業をする。
冬は草木の成長は止まるのだが、この間にもやることはある。大枝を伐るような大手術は、成長の止まるこの季節にやっておくとよいのだし、ヤブ状態のままボサボサとしているところは風通しがいいように枯れ草を草刈りしてすっきりさせておくと、春からの成長ががぜん変わってくる。
とはいえこれを庭仕事の延長ととらえると、やることは細かくいくらでもできてしまい、また個人の感性や感覚に頼らざるを得ない場所もでてくる。あくまでも「大地の再生」の目線で施業していくようリードしていく。
ここでの昼食は、皆が家からお米を持ち寄り、広場で三又囲炉裏を使って羽釜ご飯を炊くというパターンにで、毎回皆が僕が主導する料理を楽しみにしている・・・という風になってしまった💦
で、今回は鶏ガラスープをとってシチューを作るという予定だったのだが、昨夜の綾川のワークショップで帰りが遅くなってしまい、鶏ガラが準備できず(いつもは近所のMで入手できたのだがイオンに併合されて店を閉じてしまった)、市販のルーで作ることに(ゴメン;)。
それでも炊きたての羽釜ご飯は最高に美味しく、皆の持ち寄りのお惣菜や漬物などもあって美味しくいただけた。
午後も周囲の仕事の続き。ビジターセンター前のサクラの斜面はいい感じの表情になってきた。通年この施設に通っている職員に聞いても、明らかに植生が変わってきているのがわかるという。来春の木々の開花が楽しみである。
途中で、森のようちえんの「囲炉裏」その後を見に行った。あれから何度か囲炉裏で皆で火を焚いて食事などもしたらしく、好評だそうだ。周囲の空気の流れをチェックし、片付けや周囲の木々の剪定などをやってもらう。
森のようちえんとビジターセンターの間は暗く風通しの悪い沢すじだったが、そこにも徐々に手を入れ始めているので、気持ちのいい空間に変わりつつある。
しかし、ドングリランド全体の森は広大で、まだまだ手付かずで荒れたところが多い。ナラ枯れをおこして崩壊している斜面もある。そこも解決のいとぐちを探しておかねばならない。