「大地の再生 × 薪火学習WS」@徳島山川/1日目その1


徳島県山川町で2日間おこなわれる「大地の再生 × 薪火学習 ワークショップ」の初日。香川県側から讃岐山脈を超えて徳島川に降りていくとき、目の前にピラミダルで秀美な山が現れる。高越山(こおつさん)・・・通称「阿波富士」とも呼ばれ、この地では「おこっつぁん」の愛称で親しまれている。空海の伝説があるほど古くからの修験道の山であり、麓にはかつて徳島有数の銅鉱山があった。

その鉱山のおかげで当時は映画館があったほど繁栄していた道の一角にある旧坂東商店。築91年の木造古民家をリノベ中の、その建物周りと駐車場兼庭の「大地の再生」を、そして庭で薪火学習として三又囲炉裏でカレー作りと羽釜ご飯を炊く。

主催はこの家のかつての主(あるじ)の孫娘である東京在住のインテリアデザイナー・クボタノリコさん(以下ノリさん)。彼女は仕事の関係でなんと僕が山暮らししていた群馬のH集落に行ったことがあるという不思議な縁。しかも、ここは徳島だというのにGomyo倶楽部から車で20分、高松からも塩江を通過して1時間ちょいで着く。

家は建物の一部が土に埋められた空き家期間28年というもので、基礎の土台や柱は朽ちて瀕死の状態だったという。昨年10月2日に初めて訪れたとき、曳家の業者が梁を持ち上げ、これから部分基礎を打って柱を根継するという大工事が始まっていた。

ノリさんはここを「坂東商店 Guest room〜藍染めと宿〜」としてこの建物が記憶する町の風景を蘇らせ、場づくりから地域づくりに繋げたい・・・と、東京から何往復もしているのである。

この家の最大の特徴は青石に囲まれていることである。青石とはこの地域に産する自然石で、写真に見えている石垣にも使われているが、建物の基礎部分にもこの石積みが見られ、基礎の再生工事のために建物内部を掘り起こしたところ、石積みサイズの青石がどっさり出てきた。

最初の頃、ノリさんはこの石の処理に頭を悩ましうんざりした様子だったが、僕は「この青石こそこの土地の記憶を伝える最高の素材なんだよ、だからこの石を活かさなきゃいけない」と彼女に言った。

そしてこの青石は、中央構造線の南側に帯状に産するのであり、かつて僕が山暮らしした群馬のH集落にもあるのだ。というわけで今回の資料には青石の解説をつけた。

午前中は建物の中で座学。今回のために小上がりの施工を急いだという(30㎜の杉板が張ってある)。解説は手書きでやってほしいという要望で・・・

またまた作品化することになった(笑)。

質問コーナーが終わって早めの昼食。ここはまだ台所が使えないので。橋の向こうにある集会所のキッチンで作ってきたもの。

熱々の豚汁もついて、美味しかった❗️

その2に続く


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