4/19の手術後の翌日までは、縫った傷口から血が出たりしたので絆創膏を貼ったりしていたが、かえってじくじくしてしまうので2日目からは外して空気に晒していた。先生も「貼らなくても大丈夫ですよ」と言ってくれたので。今日は手術後の抜糸である。そして切り取った腫瘍の検査結果が出る。
抜糸はピンセットで何やら引き抜くような感じだった。驚くべきことに、手術の傷口も抜糸の跡もほとんど残らず、わずかに下唇の上側に部分的な膨らみができただけ(これも後の手術で整形できるとのこと)。
しかし口の内側がまだ開いており、消毒のうがい薬を処方してもらった。とりあえずこれで自然に癒着するのを待ちましょう・・・とのこと。
摘出した腫瘍は良性のもので、完全に組織を切り取ったのでもう再発することはないということだった。2回目の手術のとき、これがもし悪性のものなら「今頃はもう生きていないですよ」とさえ言われていたのだ・・・。
それにしても、現代の外科手術の技術は驚くべきもで、術後の傷口や縫合跡が残るものとなかり思っていたのだが、長手方向で2㎝近くあった腫瘍を切り取ったというのに、ほとんどその痕跡が残っていないのだ。初めて僕の顔を見た人はそんな手術の気配をまったく感じないだろう。
ともあれマスクをする気遣いをしなくなったことにものすごい爽快感をおぼえている。この数年間、鏡で自分の顔を見るのが本当に苦痛だった。昔の知人に会うのがおっくうにもなっていたが、これからはそんなこともない。
これは僕の人生を良い方向に加速させるきっかけになるだろう。関係された先生方とyuiさんのお母様に大感謝である。