石積み指導@加古川「ON TEH HILL」/1日目その2


お昼はON THE HILLのメニューで。中はこんな感じ。広々として内装もおしゃれ♬

テラス席もあり、公園の木々が見渡せる。すばらしいロケーションだ。手すり越しにコンクリートガラの石積みが見えるが、手前の空間は駐車場&自然庭園のようにこれから仕立てていきたいという。

坂を登って回り込むようにON THE HILLの入り口がある。なんだか高級ホテルのようなファサードだ。砂利敷きのスペースに椅子とテーブルがあり「ドッグ・カフェ・エリア」になっている。

粘土でどろどろの靴になった僕らは外のテーブルを利用した。メニューはハンバーガーをとってみたが、なかなか美味しかった。ビジュアルもよく本格的。

さて、午後の部。1段目の根石が入り、裏込め石も装填された。

基準線の丁張を作ることにした。これで縦方向と横方向の石積みの直線を出すのである。これがないと初心者は凸凹な石積みになりがちである。既存の石積みとの違いを際立たせる意味もある。

まず木杭を打ってそこに小幅板を打ち付ける。角度は2分(高さ1mに対して20㎝の傾き)前後が基本だが、既存の石積みがそれなりの角度になっているので合わせる。そこに小幅板の石垣側に水糸をくくりつけてピンと張る。3段目あたりから上部にもう一本の水糸を張って、それを基準に上下のツラも合わせるようにする。

2段目が積み上がる。

3段目まではほとんど僕が石を選んで、厳重にチェクしながら積んでいった。ここでもう一本の水糸を張っておく。

4段目からは皆に積んでもらう。石を回しながら、取り替えながら、大いに悩んでもらうのだ(笑)。もちろんチェックは欠かさない。次の上の石を積んでしまったらもう動かせない(動かすにしても膨大な無駄手間がかかる)からだ。

飼い石でツラを調整し、裏込め石をしっかり入れていく。

バラス(細かい砕石)が余っているというので上部ではそれも使うことにした。

17:00、ほぼ積み上がる。丁張を外し、下の泥を掃除する。新たに積み直した部分が際立って滑らかで、石が斜めに噛み合っているのがわかる。素人はどうしても石を大胆に立てることができない。すると「田の字」や「芋串」などの禁じ手が生まれやすく崩れやすい。

最後まで残ったメンバーで記念写真。プールの青いペイントのあるガラをレイアウトしてみた(笑)。

仕掛け人で(株)ムサシ代表取締役の岡本くんと。

加古川のスーパー銭湯で汗を流し、夜はON THE HILLに戻って・・・。バーのカウンターはステンレスの超長モノ1枚だ(!)。照明も良い。

クラフトビールもある。

内装などトータルデザイン・施工は、岡本くんの実弟の亮さんが担当しているそうで、彼は現代美術の作家でもある。

ローストビーフ。

クラフトビール。

カモのロースト。

エビのパスタ。などなど頂きながら、今日の感想会と明日の打ち合わせ。

締めはシングルモルトのスコッチ、GLENMORANGIE(グレンモーレンジィ)♬

当然ながらここには宿泊の部屋もあり、今夜はそこで。

2日目に続く


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