雨の講義と水切り@加古川「ON TEH HILL」/2日目


やはり翌日は朝から本降りだった。早朝に画像データを編集して「石積み×囲炉裏」編と「大地の再生」編の2構成を作り、午前中はみっちりと座学を行うことにした。

今回は一般公募はぜず、ムサシのスタッフや関係者だけという少人数なので、テーブルのモニターに画像を写してもらう。途中で質疑応答、そして過去の森林講義にも話しは及ぶ。このような少人数での講義は最も濃密に情報をやりとりすることができる。

午後から小降りになったので庭に出て「水切り」を実践。工事後に均した土は粘土質で、そこにバラスをまいてあるのだが、建物側に水たまりが多数できている。それを地形的に低い方(既存の石積みの方に流していく作業だ)。

移植ゴテで軟らかいところを探しながら下流側に溝を切り、水を流していく。

当然ながら下流部では高低差をつけるため溝が深くなっていく。

そして最後は石積みに吸い込まれるように落ちていき、道路の上に到達する。

すると当然、道路ぎわの側溝も掃除したくなってくる。

バラスをまいていない道ぎわにも大きな水たまりができていた。粘土質なのでここに車がはまり込んだらタイヤを取られてしまうかもしれない。

フェンスの基礎をかわして道側へ流していく。

既存の石積みのすき間から泥水が流れ出した。ここが道路の続きの上流側になる。

こうして、道に落ちた泥水がつながって流れたところで、最後の落ち口である側溝に掃除。建物や敷地の管理においては、この確認とプロセスが非常に大切である。こうして雨の日ならではの「大地の再生」講座をやって2日目も終了。

ダンボール箱に詰めて持っていった本もたくさん買っていただいたのだけど、「残りの本も全部買うから」と岡本くんがいうので、ダンボールごと置いてきたのだった(笑)。

帰路、途中の町中華で早い晩飯。加古川といえば「かつめし」が名物で、この中華屋さんにもなんと、かつめしがメニューにある。が、ひさしぶりの町中華なので・・・ラーチャーに餃子、の王道で♬

真っ赤な福神漬けにグリーンピース。

こってり醤油味スープにストレート細麺。

満腹して眠くなったので途中PAで3回くらい仮眠して帰還。ON THE HILLで講座がシリーズで展開されるかもしれません。楽しみです♬


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