多度津タマリンの森、「風の縄文トイレ」作り2日目。ときおり小雨がパラつくが、なんとかもってくれそうな曇り空。
三又囲炉裏でお昼用の味噌汁を仕込んでおく。
伊吹島いりこと昆布で出汁をとり、具材は畑のダイコンや自家製灰干しワカメを戻したものなど。
作業開始。
壁材は畑の開拓で出たメダケ。
半割り竹を2本渡して、そこにメダケを縦に並べ縛っていく。
途中で竹が足りなくなり、切りに行く。「私も切ってみたい」と付いて来たのは高知県から参加したKさん。前回の海岸寺「大地の再生と囲炉裏講座」にも来てくれた。
縛り方はどうでもいいのだが、できるだけすき間を作らないように詰め詰めでいく。
ここでお昼。味噌汁も完成♬。この吊り鍋は群馬の山暮らし時代から使っているもの。三又も自在カギも丸太椅子もこのタマリンの森からの贈り物だ。
焚き火を囲んで仲間とお弁当を食べる。最高である♬ ところが、居心地よすぎて午後の部の開始の腰が重くなる(笑)。
だいぶ進んできた。地面が粘土質で雨で湿ったため、地面に埋め込んだ掘っ立て柱がグラグラ動いてしまう。後で鉄筋の補強を打ち込んだ方がいいかもしれない。
左の柱から60㎝弱くらいの位置に補助の柱を立て、右の広い部分を入り口とする。上部に小幅板を取り付けて、そこから布を垂らしてドア代わりとする・・・というGomyo倶楽部とおなじ方法。全体のサイズもGomyo倶楽部のものとほぼ同寸法で作っている。
3時の休憩。空が晴れてきたのでますますマッタリ感がやばい💦ww
垂木は太めのメダケを平行に渡して行く。
そこに屋根材を葺いていく。メダケの枝の方を重ね縛っていくが、これだけでは雨漏りするにちがいない。とりあえず様子を見て、この上から透明な波板などをかけるのも良いだろう。
ちょっと透けるので下で刈り取って放置してあったカヤの葉を集め、束にして内部から横方向に縛ることに。
しかし時間切れで上部2段(赤い部分)くらいしか貼れなかった。
ドアの布(インド綿のもの)を取り付ける。下部に竹の棒を地面までの寸法にあわせて取り付け、
くるくる巻いてヒモで止めて完成。この布が下りている時が、すなわち「使用中」になる。布地は小幅板に画鋲(ダルマピン)で止めると便利。
記念写真♬
スケスケで未完に終わってしまったが、なんとか形にはなった。ほぼココにあるモノ(素材)で作れたことに皆の感動しきり。また、このような小屋掛けには実に様々なテクニックが必要になる。それらの道具がまだ使いこなせなくても、「こうして作れるんだ!」と知ることが第一歩。
参加者の皆さん、2日間お疲れ様でした!