船大工道具を譲り受ける、ヒラメの薄造り


今日は近所の香西港に住むSさんのお爺さんの家(坂出)を訪ねる日。Sさんは服作りをしているプロの縫い物やさんなのでこのところいろいろ布ものをお願いしている。その中でSさんの祖父は今は引退されているが昔は瀬戸内の漁師で、さらに祖父爺は船大工だったという話が出た。かつて木造船(和舟)を作っていたのだそうだ。

その道具類がお爺さんの家に多数保管されており、Sさんが話をつけて僕に譲るという段取りをつけてくれたのだ。そしてその大邸宅の倉庫にあったお宝は・・・なんとぉ、まずは手斧(チョウナ)がごっそりと・・・。

そして船大工には欠かせない特殊な鉋類。

ノミ一揃い。

ノコギリのセット。

そして船大工特有の道具「鍔鑿(つばのみ)」。これは杉板を釘で接合するときガイド穴を開ける特殊な道具だ。綱なのでナイフに加工することもできるという。五色台の「瀬戸内海歴史民族資料館」で見たそのまんまだ。

その道具箱ごと積んで行っていい、大きなのはまた軽トラででも来るといいよ、とまで言ってくださって感謝‼️

実は昨日のSinのイベント中に、工務店の釣りキチ社長Hから「ヒラメ入ります?」の連絡が入り、帰りに取りに立ち寄ったのだが、さすがに夜は疲れて解体できなかった。そこで今日これを刺身にして、大工道具をもたらしてくれたSさんへのお礼にしたいと考えた。

ヒラメなんてそうそうおろしたことないもんで、さっそくYouTubeで調べてガン見(笑)。

5枚におろして、エンガワを取り・・・

薄造りに刺身に引いた。胃袋と白子はさっと茹でて小切りに(肝臓は1日置いてしまったのでやめておいた)。中央の黒いのは飾りワカメです♬。これを紅葉おろしとポン酢で。さすがにエンガワは脂がのっていて美味い・・・。

港育ちで魚大好きのSさんは大変喜んでくれたようだった。僕は疲れがたまったのか酔って途中で眠りこけてしまったのだが、Sさんは座布団やカーペットの繕い物までしてくれ、自転車で帰っていった。


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