高瀬町のカフェ、朝日山、イワシのアヒージョ


空港までSさんをお迎えに行った。Sさんは東京渋谷でコマーシャル系のイラストやデザインを生業にしているいわば同業者なのだが、最近になって山づくりや田舎暮らしに目覚めてしまい、今では僕の本の熱心な読者である。

多度津のタマリンの森や古民家再生の活動をきっかけにお会いしたのだが、Sさんは香川の古民家に移住することをすでに決めており、いま候補地さがしをしている。昼にはちょっと遅い時間だが、まずはうどん店にお連れした。

久しぶりの「山内うどん」閉店ぎりぎりに到着。なんとかうどん玉は残っていたが、天ぷらは全部売り切れ、残念! ここのごぼう天が美味しいのだが・・・。

前回(2021.6)の山内うどん

その後、古民家見学までの空き時間に三豊市高瀬町にある古民家カフェへ。

香川の典型的な古民家を改装したカフェ。内装などはマスターたちが自前でやったそうだ。マフィンとコーヒー、オーガニックなカレーなどもある。

石垣と垣根が残されている。いい意味で過剰さがなく、さりげなく庭の良さがしつらえられている。店名のシモアサは地名の下麻、ondeはポルトガル語で『居場所』だそう。

ちなみに高瀬町のこの一帯は「麻」の地名が多く、むかし麻の栽培をしていた地域だそうだ。その後「朝日山」へ登ってみた。讃岐には小さな独立峰(おむすび山)が多いが、ここもその一つで、頂上にお城のような建物が見えて気になっていた。頂上まで車で行ける立派な道がありサクラの名所のようだった。驚いたのは龍のモニュメントが立っていたこと。

そしてこれがお城。鉄筋コンクリート造の近代のもので・・・

中が資料館になっており、

最上階には四周に展望デッキが作られている。すばらしい眺めだった。それにしても公園内にゴミがまったく落ちていないのにも驚いた。「伊勢朝日山本宮」という立派なお宮や大師堂など数々の建物もきれいに整備されている。

その後、古民家を一軒見てから帰還。Sさんは囲炉裏暖炉に釘付けになり、今日はサシなので炎を囲んで囲炉裏風に飲むことになった。

囲炉裏で保温したおでんと、イワシのアヒージョの実演。

本当は小エビかベイカでやりたかったのだが、今日の「きむら」には入荷がなかった。そこで愛媛産の小イワシを見つけたので、瀬戸内オリーブとともに。畑のパセリをたっぷり。

Sさんは古民家に住んだらぜひ囲炉裏を作りたいというので、熾炭の料理も実演してみた。自家製の焼き網で焼きおにぎりである♬

Sさんはあの千葉の銘酒「寺田本家 自然酒 生もと仕込 五人娘」を持参してきた。僕も東京で20数年イラストレーターをやっていた同業者でもあり、古民家話も尽きず、結局2時近くまで飲んでしまったのだったww。


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