瀬戸芸と小豆島ラーメン


小豆島3日目。ワークショップを無事終えて、塩本さんの離れにもう一泊させてもらい、翌朝の午前中はプチ・アートツアーへ。瀬戸内国際芸術祭・秋会期の真っ只中なのである。小豆島はその規模からしてもいわばメイン会場のようなものだろう。いい作品が揃っているはず。

評判の高い台湾人アーティストの竹の作品を見にいった。

棚田で有名な中山地区にある。石垣がいいね!

竹を使った巨大な建築物を世界中で発表し続けている王文志(ワン・ウェンチー)の作品。約4000本の竹を編んで作られたこの作品タイトルは「Zero」。母親の胎内にいるような癒しや原始性を込めているらしい。

アプローチから竹。

竹アーチの回廊をくぐっていくと・・・

巨大なドームが現れる。

規則性のないやたら編みである。

ステンレスのビス止め。骨格には鉄骨や木の角材も使われている。

バットレスで補強。構造美が響きあってキレイ❣️

う〜ん、もちろん地元小豆島の竹を使っているんだけど、これを台湾人にやられてしまっているのがクヤシイ(笑)。

ワン・ウェンチーは2010年の第一回目の瀬戸芸から小豆島で作品を発表している。過去4回の作品写真ははこちらで見ることができる。

瀬戸内国際芸術祭/ART SETOUCHI

このスケール感❣️

いや〜堪能しました。帰りに無人販売のみかんを購入。港に戻る道すがら、前方の山に小豆島観音と霊場「笠ケ滝」が見える。

これは2018年11月に小豆島取材したとき訪れた写真。この観音様は数ある日本の巨大観音の中でいちばん美しいと思う。

小豆島、放牧豚見学

これが小豆島霊場第72番札所 滝湖寺(りょうこうじ)「奥の院 笠ヶ滝」である。かなり昔だが登ったことがある。奥の院は撮影禁止。岩場も社もなかなか凄いところである。やっちゃんが登りたそうだったが、今回は昼の船で帰らねばならないのでパス。

乗船間際、ラーメン屋をみつけて飛び込む。外にすごくいい匂いが流れてる。「宝来軒」期待できそう・・・。

小豆島は醤油蔵がたくさんあって、ラーメンもけっこう有名。いつか食べてみたいと思ってた。メニューは「中華そば」と「ご飯」だけ。

なかなかいいね。かなり黒いスープ、麺はかためでお願いした。京都の新福菜館を思わせる。そういえばメニューに「生卵」があった。

分厚いチャーシュー。うまかった! 大(2玉)を頼んでスープまで完飲。次回は「かため、こってり、ニンニク、生卵」の4段活用でww♬

12:20に乗船。行きの船は資料のホチキス止めで風景を見るどころではなかったが、帰りはのんびり。後半は塩本さんに借りたアリス・ウォータースの新著『スローフード宣言/食べることは生きること』翻訳サンプル版をさっそく読み始める。

そうそう、お土産に小豆島産のキノコをもらったのだ。帰宅後、夜はさっそく茹でて大根おろしと。

そして鍋にして食べた。

またしてもピザを食べそこねた(笑)。が、朝方に昭和チックなカフェでモーニングを食べたのだが、その店の雰囲気と味がよかった。次回は霊場とお店めぐりしたいな・・・と最後に思った小豆島の島旅であった。


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