早起きして宿で朝飯を軽く食べ、自転車で京都国立博物館へ。鳥獣戯画展の後半。この絵巻は甲乙丙丁と4巻あるのだが、各々の巻が半分ずつ前期と後期に分けて展示されるのだ。前回は70分待ちに懲りたので、開館10分前(好評につき開館時間が朝9時と早くなった)に到着。が、すでにかなりの人の列。
入館後、前半の高山寺の部は早足でカット、絵巻だけを観ることにする。ところがここでも列ができており、なかなか進まない。ようやく見終えてこの絵巻の全貌が頭に入る。
外に出ると、とんでもない長蛇の裂ができている。何なんだこの人気は? 白描(はくびょう)の絵にこれだけ人が集まるというのは前代未聞なのではないか?
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雨の予報だったのに天気がよくなってきた。自転車で祇園まで出て蕎麦を食い、また南下して河井寛次郎記念館へ。陶芸家の自宅兼アトリエで、囲炉裏や大きな登り窯がある。しかし、五条の町中でこんな大きな窯で火を焚いていたことに驚く。もっとも京都では多くの家々でカマドを使っていたわけだが。
囲炉裏は自在カギも寛次郎のデザイン。残念ながら火が入ってないばかりか、餅花の飾りまでつけてあって、独特の工夫のある自在カギが鑑賞しにくい、ワタシや火かき道具の位置も逆になっていて不自然だなぁ。
火を扱う陶芸家らしく囲炉裏や火鉢に凝っている。ケヤキの自在掛が置物にしてあった。
陶器ももちろん見応えあり。
古き良き、京都の木造建築。このような家は、建築法規上からしてもう建てられない。
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がぜん晴れてきたのでお次は智積院。
長谷川等伯を観て庭園へ。
陽の光で紅葉がいちだんと鮮やかに!!!
清水方面で出てイノダでお茶。
この建物がまたすばらしいのだ。現代の建築なのだが、和洋折衷していい感じ。
さらに紅葉散策。
ぐわー、どうだこの色♬
貸し着物でそぞろ歩く人たちもたくさんいて、面白かったのだ。
さて今宵は・・・