永源寺の囲炉裏、匠の祭、HACHIYADOの夜


6時過ぎにアトリエを出て高速で滋賀県を目指す。イベントのある旅では運転よりもそれまでの荷物の準備が大変である。紙芝居道具、ギター、木工道具などなど、後部座席にも満載で出かける。

朝食弁当が準備できなかったので、さてどこかで食べねばならぬ。結局ドライブスルーの朝マックを買ってしまった。しかも飲料はコーラ。しょっぱなからジャンクだ。

東近江のやっちゃん宅で合流して永源寺の家田邸へ。昼食をごちそうになりながら打ち合わせ。今日はなんと一人娘の杷杏(わも)ちゃんの1歳の誕生日! お祝いの膳で尾頭付きまでご相伴にあずかった。

名前入りのお餅をこれから背負うという儀式をやります🤣カワイイ!!

さて、囲炉裏である。家田邸は永源寺のダムによって沈んだ補償で湖岸の道上に造成・移築された家である、永源寺ダム竣工が1972年だから約50年が経過している。造りは構造材にベンガラを塗られた地元形式の民家造りである。

この地方の一般的な古民家よりも新しいのでちょっと心配だったのだが、畳を剥がしてみると合板ではなく板張りで剥がしやすかった。

小バールで釘を抜き、大きめのバールで板を剥がしていく。

基礎は布基礎で意外に高さはなく、地面はよく乾いていた。大引の根太の構造とスパンも一般的なもの。ただし大引は丸面のついた2等材である。

家田夫妻はこの家に越す前は奥永源寺の君ケ畑に住んでたことがあり、そこで手に入れた鍋などを出してもらった。囲炉裏を自在カギで楽しむには吊り鍋がほしいからである。みな吊り取手と木葢がないので新たに作らねばならないが、手前の鉄製ほうろくなどはすき焼きや炒め煮などにも使えて便利である。

ワークショップは10/30〜10/31の2日で囲炉裏を作り、翌11/1にできた囲炉裏で様々な料理を作る予定である。

下見と打ち合わせの後、奥永源寺で「匠の祭」というイベントがあるというので連れて行ってもらった。

足踏み轆轤(ろくろ)の実演。体験もさせてくれた。

工芸作家の展示販売。場所がら木工作家のものが多い。

早めに切り上げて明日のWSイベント会場、湖西(大津市八屋戸)のHACHIYADO339(イタル邸)へ。

今回、紙芝居の女性読みをやってくれる人が現れて、敦賀から通ってきているという彼女と初顔合わせする。タマリンソングまでしっかり練習してくれたそうで、早速読み合わせと歌を合わせてみた。一発でトチリなしというびっくりの完成度で一安心。

その後、リンダ嬢、やっちゃんを交え、囲炉裏暖炉造りの施主で今回の主宰イタル君と打ち合わせ。

食事が出る。琵琶湖の魚たち。

こちらは日本海の魚たち(Waoo!)。女性読みのゆみ子さんが敦賀から通っている通り、ここから日本海は意外に近い。近所の魚屋の仕出しによるノドグロ、カンパチなどなどがずらりと並んだ大皿。

当然日本酒(ゆみ子さんからの差し入れ)。断酒2ヶ月超えなのですが、これは飲まないわけにいかないでしょう♫

実は今回参加者が集まらず、明日は紙芝居のみ予定通り続行し、イベントは中止にして囲炉裏暖炉づくり9回のアイデアをまとめたり、このHACHIYADOの周囲を探索しようということになった。

というわけで、喧々諤々・・深夜の3時過ぎまで宴会が続いたのだった。


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