偵察バチ、低温調理豚、魯珈のカレー


Gomyoに行っていたN先生から「もう1つの蜂箱にニホンミツバチが来ているヨ〜」とラインで動画が送られてきた。見たところまだ偵察蜂のようだったが、楽しみである。

ここはGomyoの活動を開始したての頃は真っ暗な荒廃竹林で、この大きな木(ヤブニッケイ)の存在がわからないほどだった。竹やフジツルに覆われて気息奄々だったこの木の周りを刈り払ってみると、かなり立派な3本集合の独立樹だったのだ。周囲に競合するような大樹がないので、密藪の竹をどんどん切っていき、光を当ててやったら元気に回復してきた(1本はすでに枯れているが)。

実は沢のちょうどこのあたり、台風で流れてきた枯れ竹が折り重なって何年ものあいだ水流を塞いでいた。その沢の中に立っていた大きなスギがあったのだが、それが去年の春に枯れてしまった。これだけの大樹が枯れるというのはよっぽどのことである。水流の詰まりがヘドロ化し、有機ガスを発生させ、この2つの大樹を傷めていたのだ。

それを初めて通水させたのが昨年の4/26のことだった。

Gomyo倶楽部2020/4./26活動報告「沢の竹片付け、田植え機登場」

これまでは「枯れ竹を片付ける」ことに主眼を置いていたので、やりやすい場所からピンポイントに始めて、できそうにないボリュームのところは放置していたのだが、「大地の再生」を学んでからは、「先に水通し風通しを確保する」ことの重要性に気づいた。

枯れ竹を一気に全部片付けるよりも、先に流れを通してやることが大切だったのである。それが両岸の植生回復にも大きな影響を与えるのだ。この水脈の掃除は学生たちも気持ち良い作業らしく、彼らは「もう少し下流までやっちゃいましょうよ」と自主的に時間オーバーしても作業を続けたりしてくれる。

2021/5/2 https://gomyoclub.net/archives/3925

では水流のない畑地や山の中などはどうしたらいいのであろうか? 畑なら畝溝や水脈溝に風が通るように草刈りを(この場合は地際から)。山の斜面のような場所は、やはり雨のときの水の流れを想定して、脈の滞りがあればそこを開いて通じさせ、また加速度がつきすぎるような所は抵抗を与えて蛇行させるような処置をしておくのがよいのである。

畑のニンジンを放置していたらこんなデカイ花が咲いて大変なことになってしまった。在来種のタネを植えたものなのでこのまま放置してタネ採りしよう。とんでもない量になりそうだけど。

冷凍庫に最後に残る小豆島放牧豚ロース。非常にいいところなので低音調理してからトンカツに揚げてみることに。お湯はいったん沸騰させてから氷を入れて65度程度まで温度を下げ、極弱火にかけてその温度を保ちつつ、ジップロックで密封した肉を30分低温調理する。

本当は「低温調理器具」を使って正確に温度を保ちたいが、まあ目分量でやってみる。豚肉は63度で30分加熱すれば完全に殺菌できるそうだ。そしてその温度だと肉がジューシーで硬くならない。

開封して水気をとり塩コショウ。あとは普通にパン粉をつけて揚げるのだが、

もうすでに火は通っているのだから、強火でパン粉がパリッと揚がれば良い。

もう1つの鍋でレトルトカレーを温める。ハウスの「選ばれし人気店/食べログ百名店」シリーズのひとつ、東京新大久保の「魯珈」の「芳醇チキンカレー」を。このシリーズは全部で9点あるのだが、その1つ。これが近所のスーパーで売っていたのだ。

さて、とんかつは切ってみるといい感じにできている。肉にひび割れがなくジューシーさが保たれているのが解る。

一切れそのまま食べてみた。うお=・・・脂身が甘くて美味しいコト!!

固めに炊いたご飯にのせて、

カレーをかける。うおっ、これまた芳醇な香りが立ち昇る。

お供は「ミント退治(モヒート)」で。

カレーはクローブの香りが効いたなかなかのものだった。前回の中村屋のものよりこちらが美味しい。しかし、これはもはやレトルトカレーのレベルではない。そして、とんかつが柔らかくて香ばしくまた旨い!

これだけ肉の量があると、途中で食べ飽きて残すこともしばしばだが、ぺろりと食べきってしまった。香ばしくさっぱりした脂なのである。加えて肉を食べた後の胃もたれや疲労感がない。

そして魯珈のカレーの魔味が凄い・・・。このレトルトシリーズ、何種か食べてみたい。

House選ばれし人気店シリーズ>

あと低温調理器、欲しくなってきましたww・・・。

https://boniq.store


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