ビタクラフト来る


前日は明け方のDIYののちまたイチジクジャムを仕込み、午後からyuiさんのご実家にジャム他をお届け。その足で三越の地下へ。えごま油、スプリットピー、ごまペースト、コーヒ豆などを購入。えごま油は紅花食品のもので、原料は中国とのことだが、低温圧搾法1番絞りで化学溶剤を使っていない。

小さじ1杯で1日分のオメガ3を摂ることができるそうだ。スプーンで飲んでみるとプンとえごまの香りが鼻に抜けてなかなか良い。8/24の夜から断油生活(精製油のオメガ6・オメガ9を摂らない)を始め、ここまで外食は仕事づきあいの会食1回以外は自炊生活で厳密に守っている。

昨日は前夜の会食でカロリーを摂取したせいかあまり腹が減らなかった。お届けと買い物から戻ってみると、1日断食ができそうな気がして夕食の支度をやめて散歩に出た。結局2回目の1日断食を断行し(禁酒も)、散歩のあと入浴して読書、22時にベッドに入るとすぐに熟睡して、明け方の3時にスッキリと目が覚めた。

この勢いで断捨離をしておきたかった。朝の4時から片付け開始である。まずシステムキッチンの引き出しの次の呪いはアイランドテーブルの下・・・。ここに引っ越してきて茶箱や段ボール箱をセットした状態のまま、次から次へと物を入れ込んでカオス状態になっている。

掃除機をかけながら、一人でこれを全部出して仕分けしていく作業は、苦痛以外のなにものでもないが、とにかく絶対にやらねばならないと思った。しばらく開けていない段ボールを開いてみると、yuiさんが溜め込んでいたスーパーのビニール袋がきれいに折りたたまれて、どっさりと入っている。

揚げ物のときの油切りにとストックしてある新聞紙などの紙類。空き瓶やペットボトル。古い歯ブラシの束や景品で貰ったようなカラフルな小タオル。茶箱の中の古い調味料、賞味期限が2年以上も過ぎた乾物類、貰い物の未開封のインスタントコーヒーの瓶・・・などなど。それらをすべて捨てた。

とにかく「燃えるゴミ」「ビニールゴミ」「ビン・カン・ペットボトル」に仕分けして何袋かができて、下屋まで運んでスッキリした。その結果、こうなった↓。ビフォーはあまりに見苦しいのでお見せできないが、茶箱の上にごちゃごちゃと天板にくっつくくらい物が載せてあったのだ(悲)。

片付けを終えて昨夜の残り湯でホコリを流し、体重計に乗ってみると66.6キロになっていた(笑)。

昼。今日は送られてきたパンの中からレーズン入りのハードパンを(1個だけ食す)。

昨日購入したスプリットピーと野菜類で作ったスープ。ベースは冷凍してあった鶏がらスープ。黄色いのはちょっとターメリックを入れているから。浮いている海苔みたいのはモロヘイヤです(笑)。

午後、注文していたビタクラフト鍋が届く。

わくわく。。。

キタ ━━━ヽ(≧▽≦)ノ. ━━━!!

ピカピカです。表面はステンレス。中はアルミに多層構造になっている。

フタはしっかり重く・・・。ル・クルーゼやストウブはフランス製だが、このビタクラフトはアメリカ製である。

究極の調理道具/超多層構造鍋(ウルトラプライ)。

丸元淑生が本に書いていた頃のイチオシ推奨ビタは「大フライパン28.5cm」だった。さすがにこれはデカイでしょ。それも1999年当時でお値段29,000円。それがいつのまにか27cmになったのだが、一人暮らしではこれでもやや大きい。なので躊躇していた。

いよいよ買うか・・・と思い立ってネットで調べ始めたら、やや小型の新しいサイズ、まさに僕が欲しかったジャストサイズが出ていたのだ(日本だけのオリジナルサイズだという)。

ところが、その24.5cmはアマゾンで品切れなのである。そこで楽天やらヨドバシやら調べてみたのだが、結局メーカーサイトに行き着いて、ハイエンドモデルの「ウルトラ」にも24.5cmがあることを知った。

スタンダードモデルの「ヘキサプライ」は多層構造6層だが「ウルトラ」は9層で、価格はなんと40,000円(!)。ところが、メーカーサイトでは40%オフで「ヘキサプライ」とほぼ同じ値段になっているではないか!

それにしても、なんという美しい道具なのだろうか。丸元淑生は開発者バーナード・ジェンセンの著書『バイタル・フーズ・フォー・トータル・ヘルス』(1970)の中でこの鍋の存在を知ったというが、なかなか本物に出会えずようやく手に入れたときのことをこう描いている。

「外観は私の家に山のようにある鍋とほとんど変わらなかったが、基本のデザインがわずかに異なっており、そこには最終製品の感じがあった。道具の場合、改良に改良を重ねて到達したデザインには、ピーンと伝わってくるものがある。それはもう変化することはないだろうと思わせる鍋だったのだ」(丸元淑生『キッチン・バイブル』(講談社1996)

明け方の断捨離で出た箸やら麺棒やら木のできそこないカトラリーを薪にして、薄暗くなり始めた頃、窓を全開にして火を焚いた。

夜はさっそく鍋を使ってみる。サバのピチット干物をビタで蒸し焼きにする。

皮を上にして、蓋をして中弱火にするだけ。

鍋が温まるとすぐに火が通る。ひっくり返して皮面をちょっと焼いてできあがり。煙も上がらず魚臭さもほとんどしない。換気扇が必要ないほどだ。

味も素晴らしかった。グリルで焼いたのとも、鉄パンで焼いたのともちがう。ふっくらとして、旨味が濃く、魚臭さがないのである。

この鍋が、断油&フィッシュベジタリアン的な暮らしになった僕の元に、絶妙のタイミングでやって来たというのは大いなる意味があり、運命的な出会いという感じがする。

明日は豆を煮てみよう。ビタクラフトだと最小限の水と最小限の火で豆を煮ることができるので、豆の味が最大限に引き出され、外から甘みや塩味をまったく加える必要がない。

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